1976年にデビューしたトヨタ自動車のワンボックス車「タウンエース」は、1982年11月にフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。先代同様商用モデルのバンとトラック、乗用モデルのワゴンが設定され、特にワゴンの上級志向化に力が注がれました。又、ディーゼル車やパートタイム4WD車の追加など、バリエーション拡大が図られた事も2代目モデルの特徴でした。
先代からボディサイズを拡大
ワゴン/バンのボディタイプは、先代同様後席用スライドドアが助手席側のみに備わる4ドアと両側に備わる5ドアが設定された他、ルーフバリエーションは標準ルーフ/ハイルーフに加えワゴンにミドルルーフが設定されました。先代よりもシャープなフォルムに変化したボディのサイズは、全長4,240mm×全幅1,670mm×全高1,790mmで先代から一回り拡大されました。
又、ホイールベースは35mm延長され2,230mmとなりました。サスペション形式は、リアが先代のリーフ・リジッド式からラテラルロッド付4リンク/コイル式に変更されました。エンジンは当初、1.3L直4OHVの4K-J型(最高出力69ps)、1.6L直4OHVの1Y-J型(最高出力84ps)、1.8L直4OHVの2Y-J型(最高出力95ps)の3種類が用意され、ワゴンには2Y-J型が搭載されました。
新車購入ガイド:【2023最新】ヴォクシーの値引き 納期 乗り出し価格
ワゴンにカラーテレビや冷温蔵庫を用意
トランスミッションは、ワゴンには5速MTと4速トルコン式ATが用意されました(バンのATは3速)。装備面では、ワゴンにカラーテレビや7スピーカーオーディオ、アイスメーカー付冷温蔵庫が用意されるなど、先代から大幅な充実化が図られました。そして1983年4月、ワゴンに2L直4SOHCディーゼルの2C型エンジン(最高出力72ps)搭載車が追加されました。
更に翌5月、ワゴンに2L直4OHVガソリンEFI仕様の3Y-EU型エンジン(最高出力115ps)搭載車が追加されました。次いで1984年8月の一部改良で、一部グレードを除きバンパーが大型化されると共に、2C型ディーゼルにターボチャージャーを装備した2C-T型エンジン(最高出力85ps)搭載車が追加されました。
ガラスルーフ車や電子制御サスペンション車を追加
続いて1985年8月のマイナーチェンジでガラスルーフ仕様のスカイライトルーフ車が、追って同年11月に副変速機付パートタイム4WD車が追加されました。次いで1986年10月に、トラックのみフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行しました。続いて1987年9月に、最上級グレード「ロイヤルラウンジ」に電子制御サスペンション「TEMS」が標準装備されました。
次いで1992年1月にワゴン/バンがビッグマイナーチェンジを受け、内外装デザインの刷新や様々な仕様向上が行われた他、ガソリンエンジンが3Y-EU型に一本化されました。続いて1993年8月の一部改良で、ディーゼルエンジンが2.2Lの3C-T型(最高出力88ps)に置換された他、エアコンに新冷媒が採用されました。
そして1996年11月にワゴン/バンがフルモデルチェンジを受け、3代目R40/50系に移行しました。一方、トラックは1999年6月にフルモデルチェンジを受けるまでそのまま販売が継続されました。
新車購入ガイド:【2023最新】アルファードの値引き 納期 乗り出し価格