1972年に「カローラ/スプリンター」のホッテスト・グレードとしてデビューした「カローラレビン」及び「スプリンタートレノ」は、1979年3月にベースモデルと共に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け、3代目モデルに移行しました。ボディタイプが先代の2ドアクーペから3ドアハッチバッククーペに変更された他、リアサスペンションのリニューアルにより操縦安定性が向上しました。
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直線基調のスタイリングに
スタイリングは先代から一転し、時代を反映した直線基調のフォルムに変貌しました。又、レビンとトレノではフロントマスクの意匠が異なっていたものの、先代ほどの大きな違いではなくなり、初代モデル以来の同一型式となりました。ボディサイズは全長4,240mm(レビン)/4,255mm(トレノ)×全幅1,625mm×全高1,325mmで、先代から一回り拡大されました。
ホイールベースは30mm延長され2,400mmとなり、車両重量は先代より10kg重い975kgでした。サスペンションはフロントは先代同様のストラット式を踏襲する一方、リアはリジッド・リーフ式からラテラルロッド付の4リンク/コイル式に変更されました。又、ステアリング形式はベースモデルがラック&ピニオン式であるのに対し、可変ステアリングレシオのボール・ナット式が採用されました。
パワートレインは先代からのキャリオーバー
ブレーキは、フロントのみにブースターが備わる4輪ディスク式が採用されました。駆動方式はFRを踏襲し、エンジンも先代からキャリオーバーされた1.6L直4DOHC電子燃料噴射仕様の2T-GEU型で、最高出力115ps/6,000rpm・最大トルク15kg/4,800rpmのスペックもそのままでした。又、組み合わせられるトランスミッションも、先代同様の5速MTでした。
尚、このエンジンは4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアリフトバックの各ボディにも搭載されたものの、グレード名はレビン/トレノではなく「1600GT」と命名されました。そして1981年8月にベースモデルと共にマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトやバンパー形状の変更と同時に、2つの新グレードが設定されました。
一つは、リアブレーキをドラム式に、ホイールをアルミからスチールに変更するなどの装備の簡略化を行う一方で、LSDを採用したモータースポーツベース車両「レビンS/トレノS」、もう一つは、LSDの他にサンシェード付ムーンルーフなどの豪華装備が備わる「レビンAPEX/トレノAPEX」でした。車両重量はレビン/トレノが990kgとなり、レビンS/トレノSは955kgでした。
そして1983年5月にベースモデルと共にフルモデルチェンジが実施され、4代目AE85/86型にバトンタッチされました。
先代モデル:2代目レビン/トレノ
後継モデル:4代目レビン/トレノ
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