[PR]記事内に広告が含まれています。

ランチア イプシロン (初代 1996-2002):斬新な内外装デザインが特徴の高級コンパクトカー

ランチア イプシロン 1996

ランチア イプシロン 1996

ランチアは1996年のジュネーブ・ショーで、「ランチア/アウトビアンキ・Y10」に代わる新型Bセグメント・コンパクトカー「Y(イプシロン)」を発表しました。販売先の国によって2つのブランド名を使い分けていたY10に対し、全世界でランチア・ブランドに統一された他、極めて斬新な内外装デザインや上質感溢れるインテリアを採用するなど、このクラスのコンパクトカーに新風を吹き込みました。

スポンサーリンク
車の買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前にクルマの値段を把握しましょう。「ナビクル」などのWEBサービスなら、スマホやPCから簡単な入力で手軽に査定額がわかります。

エンリコ・フミアがデザインを担当

ボディタイプはY10同様3ドアハッチバックのみの設定で、デザインはピニンファリーナからランチアのデザインセンターに移籍したエンリコ・フミアにより手掛けられました。小型ボートをモチーフにしたとされるスタイリングは、無難に纏められていたY10よりも遥かにモダンかつ個性的なものでした。又、オプションカラーも含めると全112色ものボディカラーが用意される点も特徴でした。

ランチア イプシロン 1996

ランチア イプシロン 1996

ボディサイズは全長3,723mm×全幅1,690mm×全高1,435mmで、Y10から一回り以上拡大されました。プラットフォームは基本的に「フィアット・プント」と共通で、ホイールベースを2,380mmに短縮して使用するものの、Y10からは200mm以上ロングホイールベース化されました。車両重量も相応に増加し、初期型上級グレードで900kgとなりました。

ランチア イプシロン 1996

ランチア イプシロン 1996

サスペンション形式は、フロントはY10と同様のマクファーソンストラット式を踏襲する一方、リアはそれまでのユニークなオメガアーム・リジッド式から、一般的なトレーリングアーム式に変更されました。駆動方式はFFのみの設定で、Y10に存在したパートタイム4WDモデルは用意されませんでした。

個性的なデザインのインパネ

エンジンは当初、1.1L直4SOHC(最高出力55ps/最大トルク8.8kgm)及び1.2L直4SOHC(最高出力60ps/最大トルク10kgm)の「ファイア・ユニット」2種類と、1.4L直4SOHC(最高出力80ps/最大トルク11.4kgm)が用意されました。トランスミッションは、全車5速MTとの組み合わせでした。一方インテリアは、センターメーター採用による個性的なデザインのインパネを備えていました。

ランチア イプシロン 1996

ランチア イプシロン 1996

グレード体系は、下から「LE」「LS」「LX」の3タイプが用意されました。そして翌1997年に、「LX」用のエンジンが1.4Lから1.2L直4DOHC(最高出力86ps/最大トルク11.5kgm)に置換されると同時に、1.2L SOHC車にCVT仕様が追加されました。その後、エクステリアの一部を変更したスポーティグレード「エレファンティーノ・ブルー」(1.1L/1.2L SOHC)及び「エレファンティーノ・ロッソ」(1.2L DOHC)が追加されました。

ランチア イプシロン 1996

ランチア イプシロン 1996

次いで2001年にマイナーチェンジを受け、フェイスリフトやステアリングホイールのデザイン変更などが実施されると共に、1.1L車がカタログ落ちしました。同時に1.2Lエンジンがモディファイを受け、スペックがSOHCは最高出力60ps/最大トルク10.4kgmに、DOHCは最高出力80ps/最大トルク11.6kgmになりました。そして2002年に、2代目モデルとなる「イプシロン」にバトンタッチして生産終了となりました。

後継モデル:イプシロン

ランチア/クライスラー イプシロン (3代目 2011-):5ドアとなりクライスラー・ブランドでも販売
ランチアは2011年のジュネーブ・ショーで、同社で最小となるBセグメント・コンパクトカー「イプシロン」の新型を発表しまし...

車の買い替え前には、必ず一括査定で査定額を把握!

車の買い替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了すると、上の画像のようにすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る 下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

ランチア時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする
ビークルズ