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リンカーン MKX (2代目 2015-):ダウンサイジングターボを設定し装備を充実化

2006年に「アビエーター」の後継モデルとして誕生したリンカーン・ブランドのクロスオーバーSUV「MKX」は、2015年に9年ぶりにして初のフルモデルチェンジを受け、現行モデルとなりました。燃費・環境性能に優れたダウンサイジングターボエンジンが設定された他、安全・快適装備の充実化が図られました。

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プッシュボタン式シフトセレクターを採用

次世代に刷新されたプラットフォームに架装される5ドアボディのエクステリア・デザインは、リンカーン・ブランド独自の意匠となる「スプリット・ウイング・グリル」を踏襲しつつ、一段と洗練されたフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,826mm×全幅1,933mm×全高1,681mmで、先代より長く広く、そして低いディメンションとなりました。

又、ホイールベースは2,850mmで、先代から若干延長されました。サスペンション形式はフロントはストラット式を踏襲し、リアはマルチリンク式からインテグラルリンク式に変更されました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、エンジンは2.7L V6ターボ(最高出力340ps/最大トルク52.5kgm)と、3.7L V6NA(最高出力307ps/最大トルク38.4kgm)が用意されました。

トランスミッションは先代同様の6速トルコン式ATながら、フロア式シフトレバーに代わり「セレクトシフト」と呼ばれるプッシュボタン式セレクターが採用されました。又、走行に係る装備として、快適なステアリング操作を実現する「アダプティブ・ステアリング」や、3つの走行モード選択が可能な「リンカーン・ドライブ・コントロール」が装備されました。

ハーマンカードン製オーディオなどを用意

その他、先代に引き続き走行性能を向上させる電子デバイス「ロール・スタビリティ・コントロール付アドバンストラック」が採用されました。一方快適装備面では、電動ガラスルーフの「パノラミック・ビスタ・ルーフ」や、「ハンズフリー・パワーリフトゲート」、ヒーテッド&クールド・フロントシート、ハーマンカードン製「レベル・オーディオシステム」などが設定されました。

又、安全に係る装備面では、「360度カメラ」や縦列駐車をアシストする「エンハンスド・アクティブ・パーク・アシスト」、前方の障害物を感知する「フロント・センシング・システム」、車線維持をアシストする「レーンキーピング・システム」、前車追従型のアダプティブ・クルーズコントロール、照射範囲を自動的に調整するHID/LEDアダプティブヘッドランプなどが設定されました。

グレードは下から「プレミア100A」「セレクト101A」「レシーブ102A」の3タイプのラインナップで、最上級グレードのレシーブ102Aには前記装備が全て標準装備されました。

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