2002年にカペラの後継モデルとして登場したマツダのミディアムクラスモデル「アテンザ」は、2008年1月にフルモデルチェンジを実施し2代目モデルに移行しました。「Zoom-Zoom」のキャッチコピーを初めて採用し、先代からボディが一回り拡大されると共に、パワートレインの刷新や安全装備の充実などが図られました。
新車購入ガイド:【2023最新】マツダ6の値引き 納期 乗り出し価格
先代同様3タイプのボディを用意
ボディタイプは先代同様、4ドアセダン、5ドアハッチバックの「スポーツ」、5ドアステーションワゴンの「スポーツワゴン」の3タイプがラインナップされ、スタイリングはキープコンセプトにより先代譲りの躍動的なフォルムが踏襲されました。ボディサイズは全長4,735~4,765mm×全幅1,795mm×全高1,440~1,500mmで、全ての項目で先代から拡大されました。
ホイールベースは50mm延長され2,725mmとなり、車両重量も若干増加し1,390~1,560kgとなりました。サスペンション形式はフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:マルチリンク式が踏襲され、駆動方式も先代同様FFとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは先代からリニューアルされると共に、「マツダスピードアクセラ」の廃止に伴いターボユニットの設定がなくなりました。
マツダ アテンザのCM
エンジンは2L/2.5Lを用意
用意されたのは、2L直4DOHCのLF-VD型(最高出力153ps/最大トルク19.3kgm)と、2.5L 直4DOHCのL5-VE型(FF:最高出力170ps/最大トルク23kgm・4WD:最高出力166ps/最大トルク22.9kgm)で、トランスミッションは前者に6速MT又は5速トルコン式ATが、後者には6速トルコン式ATが搭載されました。グレード体系は、各ボディに「20C」「20S」「25C」「25EX」が設定されました。
更にスポーツ/スポーツワゴンには「25S」「25Z」が、そしてスポーツワゴンのみに「20F」が設定されました。安全装備面では、全車に横滑り防止装置「DSC」とトラクションコントロールシステムが標準化された他、60km/h以上の速度で走行時に、後方から接近する車両をレーダーで検知・警告する「リヤビークルモニタリングシステム」が設定されました。
そして同年12月に、セダン「20C」をベースに充実した装備とスポーティな内外装を採用した特別仕様車「2.0style edition」が発売されました。次いで2010年1月にマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトやアルミホイールの意匠変更、内装の一部変更と共に、2L車のエンジンがDISI(Direct Injection Spark Ignition)に変更され燃費が向上しました。
同時にスポーツ/スポーツワゴンのグレード体系が整理され、前者は2L車が廃止され「25S」「25Z」の2タイプに、後者は「20C」「20S」「25S」「25EX」の4タイプになりました。そして2012年11月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となるGJ型にバトンタッチされました。
先代モデル:初代アテンザ
後継モデル:3代目アテンザ
新車購入ガイド:【2023最新】CX-5の値引き 納期 乗り出し価格