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トヨタ WiLL Vi (2000-2001):初代ヴィッツがベースのWiLLブランド第一弾 [NCP19]

トヨタ Will Vi 2000

トヨタ Will Vi 2000

トヨタは2000年1月に、新規に立ち上げたブランド「WiLL」の第一弾となるパイクカー「Vi」を発売しました。ベースとなったのはBセグメント・ハッチバック車の初代「ヴィッツ」で、プラットフォームやパワートレインなどの基本コンポーネンツがそのまま流用された一方、個性的なエクステリア&インテリア・デザインを持つ全く別物のボディが架装されました。

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コンセプトはかぼちゃの馬車

スタイリングはかぼちゃの馬車がモチーフとされ、丸みを帯びたノーズやボディ側面の3本のプレスラインに加え、初代「マツダ・キャロル」を彷彿とさせる「クリフカット」と呼ばれる通常とは逆の角度が付けられたCピラーが採用されました。又、ヴィッツと異なりテールゲートは設けられておらず、独立したトランクルームが備わる4ドア車でした。

トヨタ Will Vi 2000

トヨタ Will Vi 2000

ボディサイズは全長3,760mm×全幅1,660mm×全高1,575~1,600mmで、ヴィッツよりも全長と全高が拡大されていました。ホイールベースは同一の2,370mmで、車両重量は同一エンジン搭載のヴィッツよりも50kg程重い940~950kgでした。室内はフロント・ベンチシート仕様で、乗車定員はヴィッツ同様5名であったものの、デザイン優先のパッケージングであった為後席の居住性にはやや難がありました。

トヨタ WiLL ViのCM

FF+4AT車のみを設定

駆動方式はFFのみの設定で、ヴィッツに設定のあったフルタイム4WDは用意されませんでした。サスペンション形式は、ヴィッツFF車と同様のフロント:ストラット式/リア:トーションビーム式が踏襲されました。一方ホイール&タイヤは、ヴィッツより大径の15インチが採用されると共に、専用デザインのホイールキャップが装着されました。

トヨタ Will Vi 2000

トヨタ Will Vi 2000

エンジンは、ヴィッツ1.3L車と共通の直4DOHC VVTi仕様の2NZ-FE型で、最高出力88ps/6,000rpm・最大トルク12.5kgm/4,400rpmのスペックも同一でした。トランスミッションは、5速MTも用意されたヴィッツと異なり、コラムタイプの4速トルコン式ATのみの設定でした。カタログ燃費は、ヴィッツ1.3L FFグレードより0.8km/L劣る17.2km/Lでした。

トヨタ Will Vi 2000

トヨタ Will Vi 2000

一方インテリアは、曲線を基調としたポップなデザインとカラーリングを持つインパネが特徴で、ヴィッツ同様センターメーター方式が採用されました。又、安全装備面では、衝突安全ボディをはじめ、SRSデュアルエアバッグシステム、ABS、ブレーキアシスト、フォースリミッター&プリテンショナー付きシートベルトが標準装備されました。

トヨタ Will Vi 2000

トヨタ Will Vi 2000

グレード体系は、メタルトップ仕様の標準車とキャンバストップ仕様が設定されました。そして2001年6月に、専用ツートンボディカラーと購入者の誕生月に合わせた「誕生石キーホルダー」が備わるインターネット限定車「バニラトップ」(標準車のみ)が設定されました。更に翌7月には、ホワイトパールマイカのボディカラーを採用した特別仕様車「シンデレラパール」(標準車のみ)が設定されました。

そして同年12月を持って生産終了となりました。販売面では、価格こそヴィッツ1.3L車と大差なかったものの、購買層を20~30代の女性に絞ったコンセプトでデザインも独特であった事から、月間数百台規模の販売台数に留まりました。

WiLLとは

WiLL(ウィル)は、1999年8月2日から2004年7月にかけて行われた日本の異業種による合同プロジェクト名である。商品の全てが「WiLL」のブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていた。

このプロジェクトは花王、トヨタ自動車、アサヒビール、松下電器産業(現パナソニック)、近畿日本ツーリストの5社で開始され、その後2000年3月にコクヨ、同年6月に江崎グリコが参入した(その後、アサヒビール・花王は2002年7月にプロジェクトを脱退)。

2004年7月30日にプロジェクトの公式サイトは閉鎖され、大多数の企業はプロジェクトを中止した。しかし、その後もコクヨや近畿日本ツーリストは引き続き同ブランド名を用いた商品またはサービスを提供していく意向を表明したものの、これらの2社も現在では終了している。

引用:wikipedia

WiLL Viの口コミ評価/インプレッション

私が最初に購入した自動車はトヨタのWiLL Vi。かぼちゃの馬車をモチーフにした可愛らしい自動車でした。大学3年生の6月のことです。

免許取得費用と自動車購入費用を全て自分で賄わなくてはならず、憧れていたスポーツカーや燃費の悪いSUV等は残念ながら購入出来ませんでした。しかし、折角車を買うのだからせめて人とは違った車にしたい、友達と乗ることも多いしせめて普通車にしたい。

そう考えた私は乏しい予算を何とかやりくりし「初代スイフト」か「WiLL Vi」まで候補を絞りました。走行性能ではスイフト、スタイルではWiLL Vi。散々悩み倒しましたが、実車を見に行きWiLLに一目惚れ。走行距離12万キロのWiLL Viを30万円で購入しました。

無事就活が終了した夏頃には、WiLL Viと共にあちらこちらに遊びに出かけました。10年以上型落ちした車でしたが、そのスタイリングは友人知人に珍しがられ、バイト先の上司には「これは外車か?」等と聞かれていました。小さいながらも5人乗り、1300ccの普通車でしたので遠出にも全く問題はなく、その可愛らしい外見は女の子受けも中々で私の最後の大学生活を豊かにしてくれました。

時には山に登り、時には海沿いをドライブしたかぼちゃの馬車は、正に私に魔法をかけてくれたのです。私が免許を取得するまで母がセカンドカーに使っていたり、父の車が車検の時には代車代わりに使われたりと、家族にも愛された車でした。

かぼちゃの馬車のおかげで大学生活はとても充実

WiLL Viと共に過ごした期間は僅かに1年半程ではありましたが、このかぼちゃの馬車のおかげで私の大学生活はとても充実したものとなり、この車でなければ得られなかった経験も沢山あります。今でもたまに街中でWiLL Viを見かける度に、学生時代の素晴らしい思い出と、それを与えてくれた愛車の事を、ふと思い出すのです。

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