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モーガン プラス4 (1950-1969/1985-2000/2005-):4/4の発展型として登場し遥かに優れた性能を実現

モーガン プラス4 (1950-1969)

イギリスの自動車メーカーであるモーガン・モーター・カンパニーは1950年、1936年にリリースした「4/4」の発展型となる「プラス4」を発売しました。4/4からボディサイズが拡大されたほか、より排気量の大きいエンジンの搭載により優れた動力性能を実現したモデルでした。その後2度にわたり生産中止となったものの、現在は新車として入手可能となっています。

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4/4からホイールベースを延長

モーガン プラス4 (1950-1969)

4/4から強化が図られたフレームに架装されるボディのバリエーションは、同様にロードスターとドロップヘッドクーペが用意されたほか、それぞれに2シーター仕様と4シーター仕様が設定されました。スタイリングは、独立した前後フェンダーや飛び出したヘッドランプなど、4/4の延長線上にあるクラシカルなものでした。

モーガン プラス4 (1950-1969)

ボディサイズは全長3,658mm×全幅1,422mm×全高1,321mmで、4/4から一回り拡大されていました。また、ホイールベースも100mmほど長い2,438mmに設定されました。車両重量は838kgで、4/4から180kgほど増加したものの絶対的には依然として軽量でした。駆動方式はFRを踏襲し、エンジンは当初2.1L直4OHVシングルキャブレター仕様(最高出力69ps/最大トルク15.6kgm)が搭載されました。

このスペックは、4/4に搭載された1.1Lエンジンよりも遥かに強力なものでした。組み合わせられるトランスミッションは、4/4同様4速MTでした。サスペンション形式も4/4と共通で、フロントにモーガン独特のスライディングピラー/コイル式、リアに一般的なリジッド・リーフ式が採用されました。また、4輪ドラム式のブレーキは、同社として初の油圧式にアップデートされていました。

モーガン プラス4 Drophead Coupe (1954-1969)

そして1954年、エンジンが2L直4OHVツインキャブレター仕様(最高出力101ps/最大トルク16.3kgm)に置換されました。4速MTを介しての最高速度は、155km/hに達しました。次いで1959年にフロント・ディスクブレーキがオプション設定され、翌1960年には標準化されました。続いて1962年、エンジンがトライアンフ製2.1L直4OHVツインキャブレター仕様(最高出力101ps/最大トルク17.7kgm)に置換されました。

燃料噴射仕様エンジンを搭載して復活

モーガン プラス4 (1985)

そして1969年に生産中止となったものの、1985年に2L直4DOHCボッシュ燃料噴射仕様エンジン(最高出力124ps/最大トルク17.5kgm)と5速MTを搭載して復活を遂げました。車両重量は848kgと依然として軽く、最高速度180km/h・0-100kmh/加速9.7sというライトウエイトスポーツカーして十分なパフォーマンスを発揮しました。

モーガン プラス4 “110 Works Edition” (2019)

そして2000年に再び生産中止となったものの、2005年に再度の復活を遂げました。現行モデルは2L直4DOHCエンジン(最高出力145ps/最大トルク19.4kgm)を搭載し、最高速度177km/h・0-100km/h加速8sの性能となっています。

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