ダイハツ ムーヴ/カスタム買取り/下取り査定価格相場-2017年版

ダイハツ ムーヴ ’14 (出典:carsensor.net)

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ムーヴ/カスタムの「下取り価格」には２つの意味がある

車を買い換えようと思った時、今乗っているムーヴ/カスタムの処分方法として一番一般的なのが、ディーラーでの「下取り」だと思います。しかし、この「下取り価格」には色々な意味があります。

1. 下取りしたムーヴ/カスタムは業者オークションで販売し利益を得る

ディーラーは新車を販売することで利益を上げているので「下取りはお客様サービス」と思っている人が多いかもしれません。しかし、残念ながらそれは間違いで、ディーラーは下取りしたムーヴ/カスタムでもキッチリ利益を出します。

中古車販売を併設しているディーラーを除き、一般的にディーラーは下取りした車両を業者専用のオークションに出品します。そのため、下取り査定に来たムーヴ/カスタムは業者オークションでどの程度の金額で取引されているかを調べ、オークションで売れそうな価格からディーラーの利益を引いた金額が基本的なムーヴ/カスタムの下取り価格となります。

この時設定されるディーラーの利益はムーヴ/カスタムの場合、約20～30万円程度で、一般的な買い取り専門店よりも利益幅が大きく設定してあります。ディーラーにとっては、新車販売での利益が本業で、下取りしたムーヴ/カスタムの売却利益は副業のような存在で、絶対に赤字を出さないように査定しています。

2. 販売する新車の値引きをムーヴ/カスタムの下取り査定に上乗せする

ダイハツ ムーヴ ’14 (出典:daihatsu.co.jp)

これが「下取り査定」を不透明にしている元凶と言えますが、ディーラーは新車の値引き額を大きくする事を避けたがります。（口コミで「Aさんは20万円引いてもらったらしいんだけど…」といった値引き額の一人歩きを避ける意味や、中古車市場での値崩れを避ける意味などがあります。）

そのために、「本来ならムーヴ/カスタムの下取り査定はゼロ円ですが、10万円付けます」というように、本来のムーヴ/カスタムの査定額よりも高い金額を提示してきます。ただし、この「本来よりも高い金額の提示」は、

• 低めに見積もったムーヴ/カスタムの下取り額を高くする
• 新車の値引きを下取り額に回す

ということが合わさることで生み出されています。特に後者の「新車の値引きを下取り額に回す」事は、ムーヴ/カスタムを下取りに出さなかった場合、新車の値引きとして受けられる金額なので、意味がありません。

「下取り査定」と「買取り査定」の違いを理解することが重要

「下取り査定」と「買取り査定」。同じ意味のように思えますが、車の乗り換えにおいては大きく意味が異なります。ディーラーにおける「下取り」は本業の新車を販売して利益を得ることに付加する利益ですが、ガリバーなど買取り専門店では買取りが本業であるため、本気度が異なります。また、買取り専門店は、ディーラーの下取りだけでなく、同業の買取り専門店もライバルであるため、買取り査定額の提示は真剣勝負です。この違いを理解することで、ムーヴ/カスタムの買取り査定額を高くすることが出来ます。

ムーヴ/カスタムの買取り査定を高くするポイント

ダイハツ ムーヴ ’14 (出典:daihatsu.co.jp)

気になる新車があると、すぐにディーラーに行って現物を確認したくなりますが、その気持ちをグッと抑えてまずはネットでムーヴ/カスタムの一括査定サービスを受けましょう。ディーラーの下取り査定額が提示される前にムーヴ/カスタムの買取り査定を知っておくことで、ディーラーがどの位本気で下取り額を提示してきているのかが判断できます。

ムーヴ/カスタムの買取り価格は「複数社の一括査定」で高くなる

業務で他社に仕事を依頼する際には複数社に見積もりを取って、内容と価格をチェックするのが一般的ですが、プライベートになるとおろそかになる人も多いと思います。しかし、ムーヴ/カスタムの売却においても複数社に見積もりを出すと、各社のやる気が異なるため、提示額が大きく異なります。株式会社エイチームの「ナビクル」など、ネットの一括査定サービスを利用することで、一回の入力で、ガリバーやアップルなど大手買取り専門店の査定を申し込むことができます。

ダイハツ ムーヴ/カスタムの下取り/買取り査定価格の相場は？

ダイハツ ムーヴは、大ヒットモデルとなったスズキ ワゴンRのライバルとして初代が1995年に登場して以来、軽自動車としては広い室内、特に大人がしっかりと座れる後席空間をもちながら、日常の足として使える乗用車としての走行性能を併せ持ち、ワゴンRと並んで軽トールワゴン市場をけん引してきました。

モデルチェンジを繰り返し、現在では6代目が発売されています。各世代によって査定相場は異なりますので、それぞれのモデルについて買取り相場をまとめました。

6代目ムーヴ/カスタム LA150/160S型

ダイハツ ムーヴ ’14 (出典:carsensor.net)

発売時期：2014年12月～

ムーヴは、2014年12月に6度目となるフルモデルチェンジを実施し、現行型となりました。今回のモデルチェンジでは、従来のモデルからボディ構造や足回りなどの根幹部分を根本から見直し、快適性や走行性能全般の大幅な改善を図った事が最大の特徴となっています。

ボディは、「Dモノコック」と呼ばれるダイハツ独自の構造を持つもので、高剛性と軽量化を同時に実現した事が特徴となっています。又、テールゲートが初代から続いた横開き式を止め、跳ね上げ式に変わっています。スタイリングは、ボディ側面のプレスラインにより躍動感が演出され、特に「カスタム」は迫力溢れるフロントマスクを採用した事により、先代以上にアグレッシブな印象を強めています。

6代目ムーヴ(ノーマル)の買取り/下取り査定価格：査定例

6代目ムーヴ カスタムの買取り/下取り査定価格：査定例

6代目ムーヴ/カスタムの買取り/下取り査定価格

• ムーヴ（ノーマル）：相場50万円～80万円
• ムーヴ カスタム：相場70万円～120万円

現行モデルとなる6代目ムーヴ/カスタムは、モデルも新しく、人気のボディタイプとなるので、しっかりした買取り価格となっています。下取り査定が低い場合でも、買取り査定なら高額買取りが期待できます。

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5代目ムーヴ/カスタム LA100/110S型

ダイハツ ムーヴ ’10

発売時期：2010年～2014年

ムーヴは、2010年12月に4度目のフルモデルチェンジを実施し、5代目となりました。このモデルチェンジでは、スタイリングが3代目以前の路線に回帰すると同時に、燃費性能を追求し、後に安全装備の充実が図られるなどの様々な改良が行われました。

先代でワンモーションフォルムへと変貌したスタイリングは、再びボンネットとフロントウィンドウの境目に浅い段差が付いた1.5ボックス的なスタイルに戻ると共に、ウェッジシェイプが強調されたアグレッシブなデザインとなりました。又、スポーティモデル「カスタム」は、エアロバンパーの採用により従来以上に迫力あるフロントマスクとなりました。

5代目ムーヴ(ノーマル)の買取り/下取り査定価格：査定例

5代目ムーヴ カスタムの買取り/下取り査定価格：査定例

5代目ムーヴ/カスタムの買取り/下取り査定価格

• ムーヴ（ノーマル）：相場20万円～60万円
• ムーヴ カスタム：相場40万円～80万円

前モデルとなる5代目は、モデル末期の個体なら人気モデルということもあって経年が少ないことから高値が期待できます。特にカスタム系は人気が高く、ノーマルよりも20万円程度高い査定となっています。

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4代目ムーヴ/カスタム L175/185S型

ダイハツ ムーヴ ’06

発売時期：2006年～2010年

ムーヴは、2006年10月に3度目となるフルモデルチェンジを実施し、4代目となりました。ライバルの「ワゴンR」と異なりキープコンセプトには拘らず、このモデルチェンジにおいても、先代からは外観のイメージを大きく変えました。又、プラットフォームやエンジンの変更などが行われました。

スタイリングは、先代まで続いた1.5ボックススタイルを止め、ボンネットフードから傾斜の強いフロントウィンドウに掛けてなだらかにラインが続く、ワンモーションフォルムが採用されました。又、引き続き用意されるスポーティグレード「カスタム」には、4灯式プロジェクターヘッドランプと専用フロントグリルが与えられ、迫力ある雰囲気を実現していました。

4代目ムーヴ(ノーマル)の買取り/下取り査定価格：査定例

4代目ムーヴ カスタムの買取り/下取り査定価格：査定例

4代目ムーヴ/カスタムの買取り/下取り査定価格

• ムーヴ（ノーマル）：相場5万円～40万円
• ムーヴ カスタム：相場15万円～55万円

販売終了から6年が経過し、走行距離が多い個体が増えていることから相場はかなり下がっています。「カスタム メモリアルエディション」「Ｘ ＶＳ III」など特別仕様車やカスタム系は査定が高くなる傾向があります。

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3代目ムーヴ/カスタム L150/160S型

ダイハツ ムーヴ ’02 (出典:carsensor.net)

発売時期：2002年～2006年

ムーヴは、2002年10月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを実施し、3代目となりました。プラットフォームを刷新すると共に、スタイリングが従来の機能性を優先したものからカジュアル志向へと変化し、キープコンセプトを貫くライバルの「ワゴンR」とは違う方向性を模索したモデルとなりました。

ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmで、全高が初代モデルに近い高さまで下げられました。一方、ホイールベースは30mm延長され、2,390mmとなりました。この僅かなディメンション変更とスタイリングの大幅な変更とが相まって、如何にもトールワゴン然とした従来のムーヴと比較して、通常のハッチバック車に近い雰囲気が感じられる外観となりました。

3代目ムーヴ/カスタムの下取り/買取査定価格：相場0～5万円

販売終了から10年が経過し、走行距離の増加、メンテナンス費用が掛かる事から基本的に下取り査定はゼロとなります。走行の少ない車両、程度の良い車両なら買取り査定で金額がつく可能性もあります。

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2代目ムーヴ/カスタム L900/910S型

ダイハツ ムーヴ ’99 (出典:carsensor.net)

発売時期：1998年～2002年

ムーヴは、初代モデルが登場してから3年後の1998年10月、軽自動車の規格が改正された事に伴い、「ミラ」などと共にフルモデルチェンジを実施しました。ボディはサイズを拡大すると共に、新国内衝突安全基準に対応する衝突安全ボディ「TAF」が採用された他、フロアパンの見直しによりシートポジションも改善されました。

スタイリングは、ショートノーズの1.5ボックススタイルを踏襲し、主にフロント廻りのデザインが異なる標準モデルと「カスタム」の2系統が用意される点も先代同様でした。特に、標準モデルは世界的カーデザイナーであるジウジアーロがデザインを手掛けた為、ヨーロッパ車的なセンスの良いエクステリアを備えていました。

2代目ムーヴ/カスタムの下取り/買取査定価格：相場0～3万円

販売終了から14年が経過し、走行距離の増加、メンテナンス費用が掛かる事から基本的に下取り査定はゼロとなります。走行の少ない車両、程度の良い車両なら買取り査定で金額がつく可能性もあります。

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初代ムーヴ/カスタム L600/610S型

ダイハツ ムーヴ ’95 (出典:carsensor.net)

発売時期：1995年～1998年

ムーヴは、このタイプの元祖的存在である「スズキ・ワゴンR」の登場から遅れる事約2年の、1995年8月に発売されました。「ミラ」のプラットフォームを流用し（ホイールベースも同一）、ワゴンRに類似したプロポーションを持つ背の高い1.5ボックスボディを備えていました。

ボディサイズは、全長と全幅は当時の軽自動車規格一杯の3,295mm×1,395mmで、全高はミラなどのハッチバック車より遥かに高く、ワゴンRよりは若干低い1,620mmでした。ボディ形状は、極限まで短縮されたボンネットと大きなグラスエリアを持つ点はワゴンRと共通ながら、左側後部にもドアを備える5ドアであった事と、テールゲートが横開き式である事が相違点でした。

初代ムーヴ/カスタムの下取り/買取査定価格：相場0～3万円

販売終了から18年が経過し、走行距離の増加、メンテナンス費用が掛かる事から基本的に下取り査定はゼロとなります。走行の少ない車両、程度の良い車両なら買取り査定で金額がつく可能性もあります。

新車購入ガイド：【2024最新】ムーヴキャンバスの値引き 納期 乗り出し価格