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スズキ エブリイ (2代目 1985-1991):手堅いメカニズムを採用した軽ワンボックス車 [DA41V/DB41V/DA51V/DB51V]

スズキ エブリイ (2代目 1985-1991)

1982年に「キャリイバン」のマイナーチェンジ版として登場したスズキ自動車の軽ワンボックス型バン「エブリイ」は、1985年にフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。先代譲りの手堅いメカニズムが採用され、後に軽自動車規格改正にも対応しボディサイズと排気量が拡大されました。

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4種類のルーフを設定

スズキ エブリイ (2代目 1985-1991)

ボディタイプは先代同様、左右に後席用スライドドアが備わる5ドアのキャブオーバー型で、ボクシーなフォルムや丸型2灯式ヘッドランプ採用のフロントマスクなど、スタイリングも先代のイメージが受け継がれました。又、ルーフのバリエーションとして標準ルーフ/ハイルーフ/パノラミックルーフ/スーパーマルチルーフの4種類が設定されました。

スズキ エブリイ ターボ (2代目 1985-1991)

初期型の全長・全幅は当時の軽自動車規格に準じた3,195mm×1,395mmで、全高は1,710~1,920mmでした。サスペンション形式は先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:リジッド・リーフ式を踏襲し、FRを基本とする駆動方式も受け継がれました。引き続き設定される4WDは、フルタイム方式と副変速機が備わるパートタイム方式が用意されました。

スズキ エブリイ ジョイポップ (2代目 1986)

エンジンは、当初搭載されたのは550cc直3SOHC6バルブのF5A型で、トランスミッションは4速/5速MTと3速トルコン式ATが設定されました。そして1988年にマイナーチェンジが実施され、エクステリアの一部変更やインパネのデザイン刷新と共に、上級グレードのエンジンがF5A型9バルブ仕様に変更されました。

スズキ エブリイ ジョイポップ (2代目 1986)

排気量拡大によりパワーアップ

次いで1989年5月の2度目のマイナーチェンジにより、エンジンが新開発された直3SOHC12バルブのF5B型に置換されると共に、上級グレードに異形角型ヘッドランプが採用されました。続いて翌1990年3月、軽自動車規格改正に伴う3度目のマイナーチェンジが実施され、ボディの全長が100mm拡大されると共に、エンジンが660cc直3SOHC12バルブのF6A型に置換されました。

従来通りNA仕様とターボ仕様が設定され、最高出力/最大トルクは前者が38ps/5.3kgm、後者が58ps/8.8kgmとなり、F5B型と比較するとそれぞれ4ps/0.8kgm、6ps/1.6kgmのアウトプット向上を果たしました。一方で車両重量は10~20kg程度の増加に留まった為、パワー・ウエイトレシオも向上しました。

次いで同年11月の仕様変更により、ターボエンジンが廃止された一方でNAエンジンに改良が施され、スペックが最高出力42ps/最大トルク5.8kgmに向上しました。同時に、ボディカラーの入れ替えなども実施されました。そして1991年9月にフルモデルチェンジが実施され、3代目モデルに移行しました。

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