1978年にトヨタ自動車初のFF車として発売されたコンパクトカー「コルサ」は、1986年5月に4ドアセダンを除き4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け、3代目モデルに移行しました。3代目「スターレット」がベースとなり、エンジンレイアウトが縦置きから横置きに変更されました。又、リトラクタブルヘッドランプ仕様車やターボ車が設定された事も3代目モデルの特徴でした。
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ボディはハッチバックのみに
ボディタイプは、前述のように4ドアセダンが先代L2♯型のまま販売が継続された為、3ドア/5ドアハッチバックの2タイプとなりました。スタイリングは、固定式ヘッドランプ仕様車は先代同様のボクシーなイメージを踏襲する一方、リトラクタブルヘッドランプ仕様の3ドアモデル「リトラ」シリーズは、スラントしたノーズを持つスタイリッシュなフォルムが採用されました。
初期型のボディサイズは全長3,865mm×全幅1,625mm×全高1,370~1,380mmで、先代から全幅が僅かに拡大された一方、全長及び全高は若干縮小されました。又、ホイールベースは50mm短縮され2,380mmとなり、サスペション形式は先代の4輪ストラット式に対しリアがトーションビーム式に変更されました。駆動方式はパートタイム4WDが廃止され、FFに一本化されました。
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エンジンを一新
エンジンは一新され、当初1.3L直4SOHCの2E型(最高出力73ps/最大トルク10.3kgm)及び1.5L直4SOHCの3E型(最高出力79ps/最大トルク12kgm)のガソリン2種類と、1.5L直4SOHCディーゼルターボの1N-T型(最高出力67ps/最大トルク13.3kgm)が用意されました。トランスミッションは1.3L車に4速MT/3速トルコン式ATが、1.5L車に5速MT/4速トルコン式ATが設定されました。
発売当初のグレード体系は、下から「TX」「DX」「GX」「SOPHIA」「EX」「リトラSX」がラインナップされました。そして同年10月に、1.5L直4SOHCガソリンターボの3E-TE型エンジン(最高出力110ps)を搭載すると共に4輪ディスクブレーキを採用した高性能グレード「リトラGPターボ」と、TXとGXの間を埋める新グレード「MOA」が追加されました。
次いで1988年5月のマイナーチェンジでバンパーが大型化され、全長が若干延長されました。同時に、1.5L直4SOHC電子燃料噴射仕様の3E-E型エンジン(最高出力88ps/最大トルク12.2kgm)を搭載する「リトラSX-i」と、リトラSXに代わる3E型エンジン搭載グレード「リトラUX」が追加されました。更に、リトラGPターボ用3E-TE型エンジンのスペックが最高出力115ps/最大トルク17.5kgmに向上しました。
そして1990年9月にフルモデルチェンジが実施され、4代目L4♯型に移行しました。
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