トヨタ スプリンターカリブ (3代目 1995-2002):キャビン及びラゲッジスペースを拡大し2WD車を追加 [AE110G]

トヨタ スプリンターカリブ 1995

1982年にトヨタオート店から初代モデルがデビューしたクロスオーバー仕立てのステーションワゴン「スプリンターカリブ」は、1995年8月に7年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行しました。ボディの拡大によりキャビン及びラゲッジスペースが拡大された他、途中から歴代モデル初の2WD車(FF方式)が追加されるなど、乗用車テイストを強めたモデルとなりました。

リアサスペンション形式を変更

スタイリングは、従来のボクシーなイメージから曲線的なフォルムに大きく変化した一方、個性的なデザインのリアクォーターウィンドウや縦長のリアコンビネーションランプなど、ディテール面での特徴は受け継がれました。初期型のボディサイズは全長4,360~4,425mm×全幅1,695mm×全高1,460~1,505mmで、先代から全幅と全高が拡大されました。

トヨタ スプリンターカリブ 1995

ホイールベース35mm延長され2,465mmとなり、車両重量は20kg程軽量化され1,140~1,210kgとなりました。サスペション形式はフロントは先代同様のストラット式を踏襲し、リアはトレーリングリンク車軸式からストラット式に変更されました。又、先代の一部グレードに採用された油圧式車高調整システム「ワンタッチハイトコントロール」は廃止されました。

トヨタ スプリンターカリブ 1995

駆動方式は当初はフルタイム4WDのみの設定で、エンジンは先代初期型に搭載されていた1.6L直4DOHC「ハイメカツインカム」の4A-FE型が最高出力115ps/最大トルク15kgmにスペックアップ(+10ps/1kgm)した上で復活した他、新たに1.8L直4DOHCの7A-FE型(最高出力120ps/最大トルク16kgm)が用意されました。

トランスミッションは、それぞれに先代同様の5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。グレード体系は従来から一新され、当初1.6Lの「Sツーリング」と1.8Lの「Vツーリング」の2タイプが基本となり、更にそれぞれにパッケージオプションとして専用バンパーやテールゲートグリップ、フィールドモニターが装備される「RVパッケージ」が設定されました。

トヨタ スプリンターカリブのCM

改良で安全性能を強化

そして1996年5月の一部改良で、全車に助手席SRSエアバッグシステムとABSが標準化されました。同時に、FFグレードとして4A-FE型エンジン搭載の「Sツーリング」「Zツーリング」と、1.6L直4DOHC「スポーツツインカム」の4A-GE型エンジン(最高出力165ps/最大トルク16.5kgm)+6速MT/4速トルコン式AT搭載の「BZツーリング」が追加されました。

トヨタ スプリンターカリブ 1995

次いで1997年4月にマイナーチェンジが実施され、内外装デザインの変更と共に衝突安全ボディ「GOA」やプリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトが採用されました。同時に4E-FE型エンジンが改良を受け、燃費が約10~15%改善されると共にスペックが最高出力110ps/最大トルク15.2kgmとなりました。

トヨタ スプリンターカリブ ロッソ 1998

トヨタ スプリンターカリブ ロッソ 1998

又、パッケージオプションが一新され、RVパッケージに代わりリアスポイラーやプライバシーガラスなどが装備される「エクストラパッケージ」と、更にフロントスポイラーやルーフレールなどが追加装備される「エアロスポーツパッケージ」が設定されました。続いて1998年4月に、丸型異形ヘッドランプを採用した4A-FE型エンジン搭載の新グレード「ロッソ」が追加されました。

そして2002年8月、実質的な後継モデル「ヴォルツ」の登場に伴い生産終了となり、20年の歴史に幕を下ろしました。

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