1982年にトヨタ自動車のビスタ店から初代モデルがデビューしたミディアムモデル「ビスタ」は、1990年7月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行しました。先代からのキープコンセプトで基本的なメカニズムが受け継がれた一方、新たに車速感応型4WS装着車が設定された事がトピックとなりました。
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先代からボディサイズを拡大
ボディタイプは先代同様4ドアセダンと4ドアハードトップが用意され、スタイリングは従来のイメージを受け継ぎながらも、より曲線的で流麗なフォルムに変貌しました。又、セダンにプレスドアが採用された事も先代との相違点でした。初期型のボディサイズは全長4,600~4,630mm×全幅1,695mm×全高1,360~1,395mmで、先代からそれぞれ100mm×5mm×10~20mm拡大されました。
ホイールベースは先代と同一の2,600mmで、車両重量はやや増加し1,130~1,390kgとなりました。サスペション形式は4輪ストラット式を踏襲し、駆動方式も先代同様FFとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは当初、1.8L 直4DOHCの4S-FE型、2L直4DOHC「ハイメカツインカム」の3S-FE型、同「スポーツツインカム」の3S-GE型のガソリン3種類と、2L直4SOHCディーゼルターボの2C-T型が用意されました。
リニューアルされた1.8Lを除き先代からのキャリオーバーであったものの、最高出力/最大トルクはそれぞれ115ps/16kgm、140ps/19kgm、165ps/19.5kgm、91ps/19.4kgmとなり、全ユニットにおいて先代からアウトプット向上を果たしていました。トランスミッションは先代同様、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。
発売当初のグレード体系は、下から「VL」「エトワール」「VE」「VR」「VX」の5タイプに、唯一3S-GE型エンジンを搭載するトップグレード「GT」を加えた全6タイプでした。又、4WS装着車はGTと3S-FE型エンジン搭載のVE/VXに設定されました。そして1991年5月に、2S-FE型/2C-T型エンジン搭載のエトワールをベースに装備を充実させた特別仕様車「エトワールV」が両ボディに設定されました。
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M/Cでフェイスリフトと共に安全性を強化
次いで同年12月に、3S-FE型エジンジン搭載のハードトップVXをベースに装備の充実を図った特別仕様車「VXリミテッド」が設定されました。続いて1992年6月にマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトやリアコンビネーションランプの意匠変更と共に、サイドドアビームやハイマウントストップランプが採用され安全性が向上しました。
同時に、4S-FE型エンジンのアウトプットが10ps/0.5kgm向上した他、3S-GE型エンジン搭載のGTが廃止され、代わって3S-FE型エンジンを搭載する「ツーリングパッケージ」がトップグレードとして設定されました。次いで同年12月に、2S-FE型/2C-T型エンジン搭載のハードトップ・エトワールをベースに装備を充実させた特別仕様車「エトワールエレガンスパッケージ」が設定されました。
続いて1994年1月に最後の特別仕様車として、3S-FE型エンジン搭載のハードトップVXをベースに内装や装備の充実を図った「VXリミテッド」が設定されました。そして同年7月フルモデルチェンジが実施され、4代目V4型に移行しました。
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