初代モデルが1966年に発売された日産の大衆車「サニー」は、1990年1月に6度目のフルモデルチェンジを実施し7代目モデルとなりました。「洗練された美しさと若々しく楽しい走りの性能を持つNEW STANDARD SEDAN」をコンセプトに、ボディタイプが4ドアセダンに一本化されると共に高品質が追求されたモデルとなりました。
先代に設定されていた3ドアクーペ「サニーRZ-1」は、フルモデルチェンジを機にサニーシリーズから独立した「NXクーペ」となり、ワゴンの「サニーカリフォルニア」は、同年10月のフルモデルチェンジで「ADワゴン/ADバン」の姉妹車種となり実質的に別車種となりました。唯一のバリエーションとなった4ドアセダンは、先代からのキープコンセプトでボクシーなスタイリングが踏襲されました。
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ガソリン車は全車DOHCに
ボディサイズは先代から全長・全幅が若干拡大され、全長4,210mm×全幅1,670mm×全高1,375~1,390mmとなり、ホイールベースも30mm延長され2,430mmとなりました。車両重量は920~1,210kgで、先代からやや増加しました。サスペンション形式は4輪ストラット式を踏襲し、駆動方式はFFとフルタイム4WDの設定となり先代に用意されていたパートタイム4WDは廃止されました。
エンジンはガソリンユニットが全てDOHC仕様となり、1.3L電子制御キャブレター仕様のGA13DS型(最高出力79ps/最大トルク10.6kgm)、1.5L電子制御キャブレター仕様のGA15DS型(最高出力94ps/最大トルク12.8kgm)、1.6L電子燃料噴射仕様のGA16DE型(最高出力110ps/最大トルク15kgm)、1.8L電子燃料噴射仕様のSR18DE型(最高出力140ps/最大トルク17kgm)のラインナップとなりました。
又、1.7LディーゼルのCD17型エンジン(最高出力55ps/最大トルク10.6kgm)も引き続き用意されました。発売当初のグレード体系は、1.3Lの「LE」「JX」「EXサルーン」、1.5Lの「LE」「JX」「EXサルーン」「スーパーサルーン」、1.6Lの「VR」「スーパーサルーンe」、1.7Lディーゼルの「LE」「EXサルーン」「スーパーサルーン」、1.8Lの「GT-S」「GT-Sアテーサ」がラインナップされました。
日産 サニーのCM
M/Cでグレード体系を一部変更
そして1992年1月にマイナーチェンジが実施され、バンパーやプロテクターの形状変更、フロントグリルのエンブレム変更(S→CI)、ホイールキャップのデザイン変更などが行われました。同時にグレード体系が一部変更され、1.6L車が「スーパーサルーンスプレンド」「GTS」の2タイプとなった他、1.7Lディーゼル車に「JX」が追加されました。
次いで同年10月に、1.5L及び1.7Lディーゼルの4WD車に充実した装備を持つ新グレード「JXサルーン」が追加されました。そして翌1993年12月にフルモデルチェンジが実施され、8代目B14型にバトンが渡されました。
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