1989年に初代モデルがデビューした富士重工業の4ドアセダン/ステーションワゴン「スバル・レガシィ」シリーズは、2009年5月に6年ぶり4度目のフルモデルチェンジが実施され5代目モデルに移行しました。主要なマーケットである北米市場からの要求に応える形でボディサイズが更に拡大され、居住性の向上に繋がりました。
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エンジンは2.5Lのみでスタート
ボディタイプは先代同様4ドアセダンの「B4」とステーションワゴンの「ツーリングワゴン」が用意され、スタイリングは先代の流れを継ぐ曲線を取り入れたフォルムが採用されました。ボディサイズは、B4が全長4,730mm×全幅1,780mm×全高1,505mm、ツーリングワゴンが全長4,770mm×全幅1,780mm×全高1,535mmで、共に先代から全項目が拡大されました。
ホイールベースは両モデル共通の2,750mmで先代からは80mm延長され、車両重量も大幅に増加し1,440~1,540kgとなりました。サスペンション形式はフロントはストラット式を踏襲し、リアはマルチリンク式からダブルウィッシュボーン式に変更されました。駆動方式は先代同様全車フルタイム4WDで、エンジンは当初2Lが廃止され、2.5Lフラット4のEJ25型のみとなりました。
用意されたのはSOHC NA(最高出力170ps/最大トルク23.4kgm)とDOHCターボ(最高出力285ps/最大トルク35.7kgm)の2種類で、トランスミッションは前者にはレガシィシリーズ初のCVTが、後者には6速MT又は5速トルコン式ATが組み合わせられました。そして2010年5月の一部改良の際に、ステレオカメラ方式による安全運転支援システム「アイサイト(Ver.2)」搭載グレードが追加されました。
M/Cで2Lターボ車を追加
次いで2011年6月に実施された一部変更では、足回りの大幅な改良やアイサイトの性能向上などが図られました。続いて2012年5月のマイナーチェンジで内外装の変更、シャシーやCVT、アイサイトの改良、アイドリングストップ機構搭載車の設定などが行われた他、エンジンのラインナップが見直されました。
新たに2Lフラット4DOHCターボのFA20型エンジン(最高出力300ps/最大トルク40.8kgm)+CVTを搭載する「2.0GT DIT」が追加されると共に、「2.5i」系のエンジンがEJ25型NAに代わり2.5Lフラット4DOHC NAのFB25型(最高出力173ps/最大トルク24kgm)に置換されました。追って同年9月には、2Lターボ車にもアイサイト装着グレードが設定されました。
次いで2013年5月の一部改良でグレード体系が見直され、2.5Lターボエンジン搭載の「2.5GT」系がカタログ落ちしました。そして2014年10月にフルモデルチェンジが実施され、現行型であるBN/BS系にバトンタッチされました。