1976年に初代モデルがデビューした本田技研工業の小型乗用車「アコード」は、1993年9月に4度目のフルモデルチェジを受け5代目モデルに移行しました。全幅の拡大により3ナンバーサイズとなった他、衝突安全性を高めた「全方位安全設計ボディ」が採用されました。同時に、歴代モデル初のVTEC(可変バルブタイミイング・リフト機構)エンジン搭載車が設定されました。
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まずはセダンから
ボディタイプは先代のケースと同様、まず4ドアセダンからリリースされました。スタイリングは直線基調の先代に対し、曲線を取り入れた流麗なフォルムに変貌しました。又、先代では姉妹車種の関係にあった「アスコット」は別車種となりました。ボディサイズは全長4,675mm×全幅1,760mm×全高1,410mmで、先代から全長が5mm短縮され、全幅は65mm、全高は20mm拡大されました。
又、ホイールベースは5mm短い2,715mmとなりました。サスペンション形式は先代同様の4輪ダブルウィッシュボーン式で、駆動方式もFFが踏襲されました。エンジンは先代からキャリオーバーされた直4ユニットF型で、いずれもPGM-FI仕様となる1.8L SOHCのF18B型、2L SOHCのF20B型、2.2L SOHC VTECのF22B型、同DOHC VTECのH22A型の4種類が用意されました。
最高出力/最大トルクはそれぞれ125ps/16.8kgm、135ps/18.5kgm、145ps/20.2kgm、190ps/21kgmとなり、トランスミッションはF18B/F20B型エンジン搭載車に4速トルコン式ATが、F22B型エンジン搭載車に電子制御4速トルコン式が、H22A型エンジン搭載車に5速MT又は電子制御4速トルコン式が組み合わせられました。
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ホンダ アコードのCM
クーペとワゴンを追加
当初のグレード体系は、下からF18B型エンジン搭載の「EX」、F20B型エンジン搭載の「2.0EX」「2.0EXL」、F22B型エンジン搭載の「2.2VTE」「2.2VTL」、H22A型エンジン搭載の「SiR」の全6タイプがラインナップされました。そして翌1994年2月、北米ホンダ工場で生産される2ドアクーペ「アコード・クーペ」と5ドアステーションワゴン「アコード・ワゴン」の逆輸入販売が開始されました。
グレードは体系は、クーペにはF22B型エンジン搭載の「2.2Vi」とH22A型エンジン搭載の「SiR」が、ワゴンにはF22B型エンジン搭載の「2.2Vi」「2.2VTL」がラインナップされ、クーペSiRとワゴン2.2VTLに運転席SRSエアバッグシステムやABS、5マイルバンパーが装着されました。次いで同年9月、セダンにF22B型エンジン搭載の新グレード「2.2VTS」が追加されました。
続いて1995年9月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、セダンにF18B型エンジン搭載のエントリーグレード「EF」が追加された他、EF/EXに5速MT仕様が設定されました。又、ワゴンは中間グレード「2.2ViX」が追加された他、全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。追って1996年1月、クーペ2.2Viにも運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。
次いで同年7月にセダンのマイナーチェンジが実施され、全車にSRSデュアルエアバッグシステムが標準化されるなど装備の充実化が図られました。追って同年9月にワゴンのマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトと共にこちらも全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。同時にH22A型エンジン搭載グレードSiRが設定され、2.2VTLはカタログ落ちしました。
そして1997年9月にフルモデルチェンジが実施され、6代目モデルに移行しました。
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