1976年に初代モデルがデビューした本田技研工業の小型乗用車「アコード」は、1981年9月に5年ぶりのフルモデルチェジを受け2代目モデルに移行しました。ボディサイズ拡大によるユーティリティの向上や走行性能・燃費性能の改善などと同時に、世界初や日本初の機構・装備が採用されるなど最先端の技術が投入された事が特徴でした。又、同時に姉妹車種「ビガー」が登場しました。
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先進的なサスペンションを採用
ボディタイプは先代同様3ドアハッチバックと4ドアセダンの「サルーン」が用意され、スタイリングは先代のイメージを受け継ぎながらも一段とシャープなフォルムに変貌すると共に、Cd値0.37の優れた空力特性を実現しました。全長・全幅・全高はハッチバックが4,210mm×1,650mm×1,335mm、サルーンが4,410mm×1,650mm×1,375mmで、共に全長・全幅が先代から拡大されました。
ホイールベースは共通の2,450mmで、先代からは70mm延長されました。サスペンション形式は4輪ストラット式が踏襲された他、ハッチバック全車に日本初の電子制御式オートレベリングサスペンションが、サルーン全車に世界初の三次元リアダンパーが採用されました。駆動方式は先代同様、FFが採用されました。
エンジンは当初、先代同様の1.6L直4SOHCのEP型(最高出力90ps/最大トルク13.5kgm)及び1.8L直4SOHCのEK型(最高出力97ps/最大トルク14.3kgm)が搭載されました(※アウトプット及び燃費性能は向上)。トランスミッションも当初は先代同様に、5速MTと3速トルコン式AT「ホンダマチック」が設定されました。
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ホンダ アコードのCM
オプションで世界初のカーナビを用意
その他の機構・装備面では、インパネ全面に設けられた横一線の吹き出し口から極微風を送風する世界初の「マイルドフローベンチレーションシステム」やクルーズコントロールシステムが全車に採用された他、サルーン全車に世界初の車速応動型バリアブルパワーステアリングが採用されました。又、オプションでこれも世界初となるキャブレータ方式のカーナビゲーションシステムが用意されました。
グレード体系は、ハッチバックが下から1.6Lの「SL」「LX」「EX」及び1.8Lの「LX-T」「EX-T」の5タイプ、サルーンが1.6Lの「EL」「EF」「EX」及び1.8Lの「EF」「EX」「EX-R」の6タイプのラインナップで、この内ハッチバックEX-Tにはフロントにベンチレーテッド型を採用した4輪ディスクブレーキが、サルーンEX-Rにはパワードアロックが装備されました。
そして1982年11月、1.8L車のATが4速トルコン式に変更されました。次いで1983年6月にマイナーチェンジが実施され、内外装デザインの一部変更やサスペンションのセッティング変更と共に、エンジンが12バルブクロスフロー仕様(1.6LはEY型:最高出力96ps/最大トルク13.6kgm、1.8LはES型:最高出力110ps/最大トルク15.2kgm)に置換されました。
同時に、ABS装着車やロックアップ機構付き4速AT搭載車が設定されました。続いて1984年5月、1.8L PGM-FI(電子燃料噴射)仕様エンジン搭載車が追加されました。そして1985年6月にサルーンが、追って7月にハッチバックがフルモデルチェジを受け、3代目モデルに移行しました。
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