初代ホンダ アコード (1976-1981 SJ/SM)
CVCCエンジン搭載、コンセプトは「ヒューマン・カー」
本田技研工業は1976年5月、「ヒューマン・カー」をコンセプトに、走行性能や乗り心地、ユーティリティといった基本性能に加え、低公害性を追求した小型乗用車「アコード」を発売しました。当時の国産車には珍しかった3ドアハッチバックボディと低公害仕様CVCCエンジンの組み合わせでデビューし、国内市場で独自の存在感を示した他、世界戦略車として多くの国々に輸出されました。
2代目ホンダ アコード (1981-1985)
基本性能のアップと共に最先端の機構・装備を採用
「アコード」は、1981年9月に5年ぶりのフルモデルチェジを受け2代目モデルに移行しました。ボディサイズ拡大によるユーティリティの向上や走行性能・燃費性能の改善などと同時に、世界初や日本初の機構・装備が採用されるなど最先端の技術が投入された事が特徴でした。又、同時に姉妹車種「ビガー」が登場しました。
3代目ホンダ アコード (1985-1989 CA1-6)
リトラクタブルヘッドライトや4輪ダブルウィッシュボーンを採用
「アコード」は、姉妹車種「ビガー」と共に1985年6月に2度目のフルモデルチェジを受け、3代目モデルに移行しました。駆動方式はFFを踏襲し、同方式として世界初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用された他、歴代モデル初のDOHCエンジンが用意された事が特徴でした。
アコード エアロデッキ (1985-1989)
「アコード」の派生モデルとして1985年7月に発売されました。従来、ハッチバックはアコードの一バリエーションであったものの、この代に限りユニークなボディ形状により、国内では独立した車種として扱われました。
4代目ホンダ アコード (1989-1993 CB1-4)
固定ヘッドライトに戻り、4WSやABSを設定
「アコード」は、1989年9月に3度目のフルモデルチェジを受け4代目モデルに移行しました。ボディサイズ拡大やホイールベース延長により居住性の向上が図られると共に、エンジンラインアップが一新されました。又、4WS(4輪操舵システム)やABSが設定された事も特徴でした。
5代目ホンダ アコード (1993-1997 CD3-6)
衝突安全設計を採用すると共に3ナンバーサイズに
「アコード」は、1993年9月に4度目のフルモデルチェジを受け5代目モデルに移行しました。全幅の拡大により3ナンバーサイズとなった他、衝突安全性を高めた「全方位安全設計ボディ」が採用されました。同時に、歴代モデル初のVTEC(可変バルブタイミイング・リフト機構)エンジン搭載車が設定されました。
6代目ホンダ アコード (1997-2002)
全車にVTECエンジンを搭載すると共に4WD車を設定
「アコード」は、1997年9月に5度目のフルモデルチェジを受け6代目モデルに移行しました。国内専用設計となり5ナンバー仕様車が復活した他、全車にVTECエンジンが搭載されました。又、従来からのFF車に加え、歴代モデル初のフルタイム4WD車が設定された事も特徴でした。
7代目ホンダ アコード (2002-2008)
3ナンバーの空力ボディを採用しパワートレインも一新
「アコード」は、2002年10月に6度目のフルモデルチェジを受け7代目モデルに移行しました。国内仕様は欧州仕様と統合され再び全車3ナンバーサイズに拡大されると共に、世界トップレベルとなるCd値0.26の空力特性を実現しました。又、エンジン及びトランスミッションも刷新されました。
8代目ホンダ アコード (2008-2013)
ボディサイズを拡大し安全装備を強化
「アコード」は、2008年12月に7度目のフルモデルチェジを受け8代目モデルに移行しました。ボディサイズの拡大により居住性が向上した他、走行性能全般に係る改善が図られました。又、最新の安全運転支援システムが採用されるなど、安全装備の強化にも注力されました。
ホンダ アコードハイブリッド (9代目 2013-)
国内向けはハイブリッド専用車となり燃費が大幅アップ
「アコード」は、先代モデルが2013年3月限りで一旦国内販売終了となってから3ヶ月後の6月、9代目となる新型が国内で発売開始になりました。ガソリン車だった先代に対し、国内向けはハイブリッド車専用モデルとなり燃費性能が大幅に向上した事、上級グレードにおいて安全装備の充実が図られた事が特徴となっています。
新車購入ガイド:【2023最新】アコードの値引き 納期 乗り出し価格