1976年に初代モデルがデビューした本田技研工業の小型乗用車「アコード」は、2008年12月に7度目のフルモデルチェジを受け8代目モデルに移行しました。ボディサイズの拡大により居住性が向上した他、走行性能全般に係る改善が図られました。又、最新の安全運転支援システムが採用されるなど、安全装備の強化にも注力されました。
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2.4Lエンジン搭載のFF車のみに
ボディタイプは先代同様4ドアセダンと5ドアステーションワゴンが用意され、後者は「アコードツアラー」と命名されました。スタイリングは先代譲りの低いノーズやウェッジシェイプのフォルムを受け継ぎながら、よりアグレッシブな雰囲気に変貌ました。ボディサイズは全長4,730~4,750mm×全幅1,840~1,850mm×全高1,440~1,470mmで、先代から全長・全幅が拡大されました。
ホイールベースはセダンとワゴンで異なっていた先代に対し、両ボディ共通の2,705mmとなりました。サスペンション形式は4輪ダブルウィッシュボーン式を踏襲し、駆動方式はフルタイム4WDが廃止されFFのみの設定となりました。エンジンは先代から2.4L直4DOHC i-VTECのK24A型がキャリオーバーされ、同仕様2L版のK20A型は廃止されました。
スペックは最高出力206ps/最大トルク23.7kgmで、先代から6psの出力向上を果たしました。トランスミッションは、全車にパドルシフト付の5速トルコン式ATが採用されました。又、安全装備としてSRS6エアバッグシステムやトラクションコントロールシステム、横滑り防止装置「VSA」とそれに協調して車両の挙動を安定化させる「モーションアダプティブEPS」が全車に採用されました。
当初のグレード体系は、セダン/ツアラー共に下から「24E」「24TL」「24TLスポーツスタイル」「24iL」の4タイプがラインナップされました。これらの内24TLスポーツスタイルにはスポーティな専用内外装が、24iLには衝突被害軽減ブレーキ「CMBS」+E-プリテンショナーシートベルト、車線維持支援システム「LKAS」、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどが採用されました。
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ホンダ アコードツアラーのCM
M/Cで2Lエンジン搭載車が復活
そして2011年2月のマイナーチェンジにより、内外装デザインの一部変更や装備の充実化が図られる共に、新たに2L直4SOHC i-VTECのR20A型エンジン(最高出力156ps/最大トルク19.3kgm)を搭載する新グレード「20TL」「20TLスマートスタイルパッケージ」が追加されました。同時に、2.4L車のグレード体系も一新されました。
従来のグレードに代わり、エアロパーツや専用フロントマスク、専用チューニングが施されたサスペンションなどが備わる「タイプS」「タイプSアドバンスドパッケージ」の2タイプがラインナップされました。次いで2012年4月、20TLスマートパッケージに代わりHondaインターナビやETC車載器などが備わる「20TLインターナビパッケージ」が設定されました。
そして2013年6月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となる9代目モデルに移行しました。
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