フォルクスワーゲン アップ!の値引き/納期/実燃費レポート
フォルクスワーゲンのAセグメントハッチバック車「up!」は、2007年9月にフランクフルトモーターショーに出展されたコンセプトカーをベースに市販化に向けた改良を加え、2011年8月にまず欧州で、翌2012年10月に日本で発売が開始されました。コンセプトカーのRR方式からFF方式に変更された以外は基本コンセプトを踏襲し、このセグメントの枠を超えた優れたトータルバランスが特徴となっています。
フォルクスワーゲン アップ!は販売が終了となりました。
以下の記事はフォルクスワーゲン アップ!発売終了前の内容となります。
フォルクスワーゲン 新型アップ!の値引き相場
- オプション含む平均値引き相場:22万円
- 車両本体の値引き目標額:18万円
フォルクスワーゲン 新型アップ!の値引き難易度:B
(A:甘い ~ E:渋い)
フォルクスワーゲンの最もコンパクトなハッチバックとしてランナップされているアップ!。フォルクスワーゲンらしい堅実な造りをベースとしながら、フロントバンパーなどポップなデザインが散りばめられています。ディーゼル不正問題の影響から値引き引き出しやすい状況にありましたが、問題も沈静化し値引きは少し落ち着いています。
新型アップ!の納期:標準
- 納期:1ヵ月~3ヵ月
フォルクスワーゲン アップ!の値引き/納期がわかったら次にすべき事
「新型アップ!の値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、新型アップ!の魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型アップ!を見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
フォルクスワーゲン アップ!のグレード別 新車価格
グレード | 税込価格(円) |
ムーブ アップ!(2ドア) | 1,652,000 |
ムーブ アップ!(4ドア) | 1,852,000 |
ハイ アップ!(4ドア) | 2,032,000 |
アップ!GTI | 2,342,000 |
※価格は2019年10月22日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
フォルクスワーゲン アップ!のグレード選び
パワートレイン
パワーユニットは1.0L直3ガソリンの1種類。4WDは設定がありません。トランスミッションは全て5速ASG(オートマチック)となります。
グレード
ベーシックグレードの「ムーブ アップ!」、上級グレードの「ハイ アップ!」の2グレードとなります。「ムーブ アップ!」には4ドアの他、2ドアも設定されています。
価格帯
2WDでの価格は、「ムーブ アップ!」(2ドア)の1,652,000円から「アップ!GTI(4ドア)」の2,342,000円までで、価格差は69万円となっています。
アップ!の実燃費(2名乗車時の目安)
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 22~25km/L |
郊外・幹線道路 | 15~18km/L |
市街地 | 12~15km/L |
フォルクスワーゲン アップ!は、軽量なボディと小排気量エンジンにASGの組み合わせで、ハイブリッドなどの技術要素を入れずに低燃費を実現しています。
フォルクスワーゲン アップ!の値引き交渉に使う競合車
アップ!の値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ アクア
ボディサイズは1クラス上ですが、同じ価格帯にあるアクアも競合になります。
アクアはマイナーチェンジにより内装の質感向上やヘッドランプ・テールランプのデザインを変更するなど改良を施していますが、発売から期間も経過しているので、新鮮味という部分では薄れつつありますので、値引き交渉がしやすい状態です。
新車購入ガイド:【2024最新】アクアの値引き 納期 乗り出し価格
マツダ MAZDA2
日本車の中で一番ドイツ車に近いクルマ作りをしているマツダのコンパクトモデル、MAZDA2が競合になります。
アップと同じ価格帯で、高い質感が味わえます。
スズキ イグニス/ハイブリッド
SUVテイストのコンパクト・ボディに1.2Lエンジンとマイルド・ハイブリッドの設定もラインアップするスズキ イグニス。
往年のセルボのデザインをオマージュするなど個性的なルックスに最新のパワーユニットを搭載し、個性的な一台となっています。発売間もないモデルなので、少し値引きは厳しめですが、ポジショニングが異なるドイツ車のアップと競合させることで、値引きを引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】イグニスの値引き 納期 乗り出し価格
トヨタ パッソ
トヨタのベーシックカー、パッソも競合となります。軽自動車の人気に対抗すべく、ベーシックカーの在り方を再度考え直したパッソは、広い室内と十分な走行性能、そして最新の安全装備を用意しています。
モーダというスタイリッシュなシリーズもラインナップに加え、選択肢が広がりました。
新車購入ガイド:【2023最新】パッソの値引き 納期 乗り出し価格
フォルクスワーゲン アップ!商談のすすめ方
アップ!の値引きを引き出すにあたっては、上記のホンダ グレイス、マツダ アクセラの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、アップ!の値引きを引き出し易くなります。
フォルクスワーゲン アップ!の強みは?
軽自動車とは一味違ったドイツのベーシックカー
日本には世界的にも特殊な軽自動車というカテゴリーがあり非常に人気です。アップ!は世界戦略車として多くの国で販売されています。街乗りに特化した軽自動車と違い、アップ!は高速道路での巡行なども考慮されており、コンパクトながら幅広い用途で使えるベーシックカーとしての魅力がある一台です。
フォルクスワーゲン アップ!の弱点は?
独特なフィーリングのトランスミッション
エントリーモデルが150万円台からと、ドイツ車としては非常に魅力的な価格のフォルクスワーゲン アップ!。低価格であるぶん、割り切りをしている部分もあります。
1つはトランスミッションで、AGSというシングルクラッチの自動変速機。簡単に言うと、シフトチェンジとクラッチ操作を自動で行うマニュアルトランスミッションのようなもので、加速する際に一旦クラッチを切り、シフトアップ、クラッチを繋ぐ、という動作をします。
普通のオートマになれた感覚で運転すると、変速時に前後に揺すられる独特のフィーリングがあります。クセに慣れれば変速ショックを抑える事も出来ますが、このフィーリングに馴染めない人もいると思うので、試乗してしっかり確かめましょう。
リアウインドが開かない
リアウィンドウは上下に開閉せず、ガラス後端がわずかに開くタイプです。4ドアモデルを検討中で、後席に人を乗せる機会の多い人は確認しましょう。