ダイハツ工業は1999年11月、「自由自在にクリエイティブカー」のコンセプトの元で開発された軽セミトールワゴン「ネイキッド」を発売しました。プラットフォームやパワートレインなど基本コンポーネンツを5代目「ミラ」から流用しながら、無骨な内外装デザインを持つ個性派モデルに仕立てられていました。
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立体駐車場に入庫可能なサイズ
ボディタイプは5ドアハッチバックのみの設定で、スタイリングは直線基調のボクシーなフォルムと共に、バンパー及びフェンダー廻りのリベット風仕上やアウトーヒンジ式ドアが採用されました。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,530~1,550mmで、立体駐車場に入庫可能な高さに抑えられていました。又、ホイールベースはミラと共通の2,360mmでした。
駆動方式はミラと同様にFFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション型式もフロント:ストラット式/リア:トーションビーム式(FF)・3リンク式(4WD)が踏襲されました。エンジンは、ミラなどと共通の660cc直3DOHC NA仕様のEF-VE型(最高出力58ps/最大トルク6.5kgm)及び同ターボ仕様のEF-DET型(最高出力64ps/最大トルク10.9kgm)が用意されました。
トランスミッションは、5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。一方室内は、水平基調のシンプルなインパネや一部が鉄板剥き出しとなるドアパネルが備わる他、5:5分割着脱式のシングルフォールディング式リアシートが採用されました。又、安全装備面では全車に運転式SRSエアバッグシステムが採用されました。
当初のグレード体系は、NAエンジン搭載のベースグレードとターボエンジン搭載の「ターボ」の2タイプが基本で、更にそれぞれに豪華装備の「Gパッケージ」が設定されました。そして2000年7月の一部改良で、全車に助手席SRSエアバッグシステムとプリテンショナー&フォースリミッター付シートベルトが標準化されました。
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グレードを拡充
更に同年10月の一部改良で仕様向上や装備の充実化が図られると共に、グレード名が「G」「ターボG」に変更されました。又、それまでのGパッケージに代わり、装備を簡略化した「Bパッケージ」と豪華装備の「Sパッケージ」「SPパッケージ」が設定されました。追って同年12月には、ドレスアップ仕様の新グレード「ターボX」が追加されました。
次いで2001年5月に上級グレード「ターボGリミテッド」及び「ターボXリミテッド」が追加され、同年10月の一部改良ではTOPAZ触媒採用による環境性能向上と共に新グレード「メモリアルエディションⅡ」が追加されました。続いて2002年1月のマイナーチェンジではフェイスリフトが実施された他、ベンチシート+コラム式4速AT仕様車が設定されました。
同時にグレード体系が見直され、従来通り丸型2灯式ヘッドランプを採用する「G」「ターボG」「メモリアルエディション」「ギア」と、角形2灯式ヘッドランプ採用の「F」「ターボF」のラインナップとなりました。次いで2003年5月の一部改良でグレード体系が再度見直され、丸型ヘッドランプ仕様のG/ターボGと角型ヘッドランプ仕様の「L」の3タイプに整理されました。
そして2004年4月に販売を終了、人気が低迷した為後継車種は開発されず、1代限りでラインナップから消滅しました。
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