今までで一番印象に残っている自動車は、社会人1年目に購入したホンダのレジェンドです。この自動車は、まだVIPカー全盛期に学生だったころ、中古車屋さんの店頭に展示してあったVIP仕様のレジェンドを一目惚れし自動車の免許を持ったら購入しようと決意してしまったくらい、レジェンドに衝撃を受け体がシビレたことを今でも記憶に残っています。
オークションで引っ張ってもらうことに
もちろん購入したのは、金のない社会人1年生ですので、中古車両を購入しました。購入した店は、学生の頃、衝撃を受けたショップに行きましたが、既にレジェンドは売り切れており、店長さんに今までの経緯と気持ちを伝え、オークションで引っ張ってきてもらうこととなり、車両は2代目になるKA7型の3.2リットルエンジンの4ドアタイプのセダンでした。
購入当時、5年落ちの走行距離10万km弱・パールホワイト・本革シート・内外装共程度良好な車両でしたが、購入金額は諸経費込みの200万円だったと思います。
購入後は、憧れていたVIPカーを目指し、ホイールのインチアップから始まり、ダウンサス、マフラー、フルスモーク、その当時はまだ高価だったCDデッキやスピーカー等を交換したり、挙げ句の果てには、車高の落ち方が納得出来なかったので、サスを切断しタイヤとフェンダーが面一となるようセッティングしたりして、かなりの金額を費やし乗り回していました。特に派手な車両ではありませんでしたが、自分ではシンプルでカッコいい一台に仕上がったと自画自賛していました。
高級感があって、燃費も良かった
また、購入して良かった点は、内装は本革シートだったこともあり、すごく高級感があるにもかかわらず、その当時の周りの友人達が乗っていたVIPカー等と比較して、燃費が良くハイオク仕様でリッター10kmはありましたので、随分安月給の自分にはありがたかったです。特に素晴らしかったのは、スピードが120kmからの加速がズバ抜けて良く、他車を引き離す快感をすごく感じさせてくれる車でした。
購入してから分かった悪かった点としては、自分だけかも分かりませんが、あの近未来的なフォルムは飽きがくるのがものすごく早いデザインだと思います。この事が原因で自分が若すぎたというのもありますが、今までの保有車両の中で、一番保有期間の短い7ヶ月で売却してしまい、今では、かなりもったいない事をしてしまったと後悔しており、時折、レジェンドに乗っている夢をみて、もう少し乗っていれば良かったと痛感する車両であり、一番思い出のある車両です。