初代ホンダ レジェンド (1985-1990 KA1-6)
ホンダ初の3ナンバー車。プレミアムなセダンとハードトップ
ホンダのプレミアムクラス乗用車「レジェンド」の初代モデルは、1985年11月に国内販売が開始されました。開発は英国のブリティッシュ・レイランド社と共同で行われ、ローバーブランドで販売される英国仕様や、アキュラブランドで販売される北米仕様が存在しました。同社として初の3ナンバーサイズのモデルで、国内では「トヨタ・クラウン」などへの対抗馬とされました。
2代目ホンダ レジェンド (1990-1996 KA7/8)
よりゴージャスになった2代目レジェンド
「レジェンド」は、1990年10月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。プレミアム感を追求した基本コンセプトを踏襲しながらも、FFミッドシップ方式の採用により操縦安定性の向上が図られた他、安全装備・快適装備の面でも更なる充実が図られた事が特徴でした。
3代目ホンダ レジェンド (1996-2004 KA9)
クーペを廃止しセダンに一本化
「レジェンド」は、1996年2月に6年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行しました。持ち味である基本性能や安全性能の高さに加え、乗り手の期待値と実際の体感が一致する「ヒューマン・リニアリティ」を追求した事が特徴のモデルとなりました。
4代目ホンダ レジェンド (2004-2012 KB1/2)
四輪駆動を標準としたハイパフォーマンスセダンに
「レジェンド」は、2004年10月に8年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け4代目モデルに移行しました。駆動方式をそれまでのFFから、世界初の4輪駆動力自在制御システム「SH-AWD」に変更し操縦安定性を向上させた他、パワートレインの刷新による動力性能アップや様々な安全・快適装備の追加が行われました。
5代目ホンダ レジェンド (2015- KC2)
2年半ぶりに復活し動力性能や燃費が大幅アップ
「レジェンド」は、先代モデルが2012年に生産を終了したものの、翌2013年に北米市場において現地仕様の新型レジェンドである「アキュラRLX」がデビューを果たしました。そして2015年2月に国内においても発売を開始し、およそ2年半ぶりに復活を遂げました。先代からは全ての面でリフレッシュされ、動力性能や燃費性能、安全性能など全方位的に改善されました。