1981年に初代モデルが「ダットサン・810マキシマ」の車名でデビューした日産自動車の北米市場向け小型乗用車「マキシマ」は、1984年10月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。日米同時に発売され、日本市場においては「ブルーバードマキシマ」の車名でリリースされました。先代との最大の相違点は、駆動方式がFRからFFに変更された事でした。
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ボディはセダンと4ドアハードトップ
生産は、先代G910型同様に日本国内の工場で行われました。ボディタイプはセダンと4ドアハードトップがラインナップ。スタイリングは、先代の流れをくむ直線基調のボクシーなフォルムを備えていました。
ボディサイズは全長4,610mm×全幅1,689mm×全高1,389mmで、ブルーバードマキシマとの比較では全長が90mm長く設定されていました。ホイールベースはブルーバードマキシマと共通の2,550mmで、サスペンション形式もブルーバードマキシマ同様の4輪ストラット式が採用されました。
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FFで日本車初のV6エンジンを搭載
エンジンは、先代の2.4L直6ガソリンのL24E型および2.8L直6ディーゼルのLD28型に代わり、FFの日本車として初のV6エンジンとなる3L V6SOHCのVG30E型(最高出力160ps/最大トルク25.2kgm)が採用されました。一方、ブルーバードマキシマに設定のあった2L V6SOHCのVG20E型およびVG20ET型は、北米向けマキシマには最後まで用意されませんでした。
トランスミッションは、先代同様5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。グレード体系は、当初下からベースグレード、「GL」、「GXE」がラインナップされました。装備面では、GL/GXEには15インチアルミホイール、パワーウィンドウ、パワーシート、リモートトランクオープナーなどが標準装備された他、オプションで電動サンルーフが用意されました。
ステーションワゴンを追加
その後1986年末にマイナーチェンジが実施され、スラントノーズの採用など内外装デザインが変更されました。追って翌1987年2月には、5ドアステーションワゴンがラインナップに加わりました。ボディサイズは全長4,694mm×全幅1,689mm×全高1,415mmで、セダンとの比較では全長が84mm、全高が26mm拡大されていました。
次いで1988年、前方の路面状況を監視し、最適な乗り心地を提供する電子制御式サスペンションが設定されました。また、リアスポイラーや4輪ディスクブレーキ、減衰力可変式サスペンションなどが装備される新グレード「SE」が追加されました。そして1988年にフルモデルチェンジが実施され、3代目J30型に移行しました。
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