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フォード マスタング (7代目 2014-):先代のイメージを受け継ぎながらグローバル化

フォード マスタング (7代目 2014-)

初代モデルが1964年にデビューしたフォード・モーターの2+2シーター仕様スポーティカー「マスタング」は、2013年12月に通算7代目となる現行モデルが発表されました。歴代モデルで初めてグローバルカーとして開発され、4輪独立懸架サスペンションの採用や右ハンドル仕様の設定など画期的な仕様変更が行われました。

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ダウンサイジングターボエンジンを設定

フォード マスタング Fastback (7代目 2015-2017)

ボディタイプは先代同様、2ドアクーペと2ドアコンバーチブルが設定されました。スタイリングは、初代モデルへの回帰を図った先代のデザインテイストを踏襲しつつ、ディテールがモダナイズされました。ボディサイズは全長4,784mm×全幅1,915mm×全高1,382mm(クーペ)/1,394mm(カブリオレ)で、先代から全長・全幅が若干拡大された一方、全高は僅かに低められました。

フォード マスタング EcoBoost Convertible (7代目 2015-2017)

又、ホイールベースは先代同様の2,720mmに設定されました。駆動方式は従来同様FRで、エンジンは先代から3.7L V6DOHC NA(最高出力300ps/最大トルク37.3kgm)と5L V8DOHC NA(最高出力420ps/最大トルク53.9kgm)がキャリオーバーされた他、新たに「エコブーストTM」と呼ばれる2.3L直4DOHCターボ(最高出力305ps/最大トルク41.5kgm)が用意されました。

フォード マスタング EcoBoost Convertible (7代目 2015-2017)

トランスミッションは、それぞれに6速MTとパドルシフト付6速トルコン式ATが設定されました。又、4段階のモード切り替えが可能なドライブセレクターが採用されたのも7代目モデルの特徴でした。サスペンション形式は、フロントはストラット式を踏襲する一方、リアは3リンク・リジッド式からマルチリンク独立懸架式に変更されました。

電動パワーステアリングを採用

フォード マスタング EcoBoost Fastback Fastback (7代目 2017-2017)

又、パワーステアリングは従来の油圧式から電動式に変更されました。一方インテリア面では、TFTスクリーンの採用がトピックでした。そして翌2015年、5.2L V8DOHC NAエンジン(最高出力533ps/最大トルク59.2kgm)+6速MTを搭載し、大径ディスクローターや19インチワイドタイヤを装備するハイパフォーマンスモデル「シェルビーGT350/350R」が追加されました。

シェルビー GT350R (3代目シェルビー マスタング 2019)

日本市場においては、2015年4月にマスタング誕生50周年記念車「50イヤーズエディション」が350台限定でリリースされました。パワートレインは2.3L直4ターボエンジン+6速ATの組み合わせで、左ハンドル仕様のみの設定でした。装備面では、フロント&リアフォグランプやリアスポイラー、19インチアルミホイール、運転席パワーシートなどが採用されました。

フォード マスタング GT “50 Years” (7代目 2015)

そして発売開始早々に完売となった為、同年6月に200台が追加販売されました。又、右ハンドル仕様車や5L V8エンジン搭載車の導入が告知されたものの、その後日本市場からの撤退が決定した為実現する事なく終わりました。(2016年9月30日をもって撤退)

先代モデル:6代目マスタング

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