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フォード マスタング (6代目 2004-2014):初代を彷彿とさせるスタイリングを採用

フォード マスタング GT (6代目 2005-2009)

初代モデルが1964年にデビューしたフォード・モーターの2+2シーター仕様スポーティカー「マスタング」は、2004年のフルモデルチェンジにより通算6代目モデルに移行しました。初代モデルに原点回帰を図ったスタイリングが採用された他、パワートレインが一新されました。又、その後のマイナーチェンジなどにより性能・仕様の向上が図られました。

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先代からボディサイズを拡大

フォード マスタング GT (6代目 2005-2009)

ボディタイプは先代同様、2ドアクーペと2ドアコンバーチブルが設定されました。2代目モデル以来の丸型2灯式ヘッドランプとマッシブなフォルムを持つボディのサイズは、全長4,765mm×全幅1,875mm×全高1,385mm(クーペ)/1,415mm(カブリオレ)で、先代から一回り拡大されました。又、ホイールベースは150mm近く延長され2,720mmとなりました。

フォード マスタング GT Convertible (6代目 2005-2009)

サスペンション形式は、フロントはストラット式を踏襲する一方、リアは伝統のリジッド式を踏襲しつつ4リンク式から3リンク+パナールロッド式に変更されました。駆動方式はFRを踏襲し、エンジンは当初標準グレード「V6」に4L V6SOHC(最高出力213ps/最大トルク33.1kgm)が、上級グレード「GT」に4.6L V8SOHC(最高出力304ps/最大トルク44.3kgm)が搭載されました。

フォード マスタング GT Convertible (6代目 2005-2009)

トランスミッションは、共に5速MTと5速トルコン式ATが用意されました。一方、インテリアもエクステリア同様に一新され、初代モデルを彷彿とさせる水平基調のインパネが採用されました。その後2006年に、5.4L V8DOHCエンジン(最高出力507ps/最大トルク66.4kgm)+6速MTを搭載するハイパフォーマンスモデル「シェルビーGT500」が追加されました。

シェルビー GT500 (2代目シェルビー マスタング 2006-2009)

内外装の変更やパワートレインのリニューアルを実施

フォード マスタング GT (6代目 2010)

次いで2009年にビッグマイナーチェンジが実施され、ボディパネルの大半が新設計されるなど内外装デザインが一新されました。同時に4.6L V8エンジンに改良が施され、アウトプットが最高出力319ps/最大トルク44.9kgmに向上しました。続いて翌2010年にも仕様変更が実施され、ボディ剛性の強化や足回りの改良などが図られた他、パワートレインが一新されました。

フォード マスタング GT Convertible (6代目 2011-2012)

新たに用意されたエンジンは、V6用が3.7L V6DOHC(最高出力309ps/最大トルク38.8kgm)、GT用が5L V8DOHC(最高出力418ps/最大トルク53.9kgm)でした。更に新グレード「ボス302」が追加され、それには5L V8エンジンの高出力版(最高出力450ps/最大トルク52.5kgm)が搭載されました。又、トランスミッションも6速MT及び6速トルコン式ATに変更されました。

次いで2012年にマイナーチェンジが実施され、内外装デザインの変更やインフォメーションディスプレイの追加と共に、GT用エンジンの最高出力が426psに高められました。そして2013年12月に現行7代目モデルが発表され、6代目モデルは生産終了となりました。6代目マスタングの日本市場初上陸は、本国でのデビューから約2年が経過した2006年6月の事でした。

フォード マスタング 5.0 GT (6代目 2013-2014)

当初のグレード体系は、「V6クーペプレミアム」「V8GTクーペプレミアム」「V8GTコンバーチブルプレミアム」の3タイプで、トランスミッションは全車5速ATでした。そして2009年11月にビッグマイナーチェンジ版に切り替えられると共に、「V6コンバーチブルプレミアム」が追加されました。次いで2010年10月に、エンジンがDOHC仕様に置換されました。

同時にトランスミッションが6速ATに変更された他、V6コンバーチブルプレミアムは廃止されました。続いて2012年10月にマイナーチェンジ版が導入され、2014年まで販売されました。

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