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シボレー カマロ (2代目 1970-1981):先代から基本メカニズムを踏襲しつつスタイリングを一新

シボレー カマロ Z28 (2代目 1970)

GM(ゼネラルモーターズ)のシボレー部門から1967年にデビューした2+2シーター・スペシャリティカー「カマロ」は、1970年に早くもフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。プラットフォームは「GM Fボディ・プラットフォーム」がキャリオーバーされるなど、基本メカニズムは先代譲りであったものの、総合的な完成度が高められました。

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ボディはクーペのみに

シボレー カマロ Z28 RS (2代目 1970)

ボディタイプは先代に設定のあった2ドアコンバーチブルが廃止され、2ドアクーペのみのラインナップとなりました。スタイリングは、ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションこそ受け継がれたものの、フロントマスクの刷新やコークボトルラインの廃止、ファストバック・フォルムの採用などにより、先代から大きくイメージを変えました。

初期型のボディサイズは全長4,775mm×全幅1,890mm×全高1,283mmで、先代から全長と全幅が若干拡大され、全高は僅かに低められました。ホイールベースは2,743mmで、先代と同一でした。駆動方式はコンベンショナルなFRを踏襲し、サスペンションもフロント:独立懸架/コイル式・リア:リジッドアクスル/リーフ式が踏襲されました。

シボレー カマロ Z28 RS (2代目 1970)

エンジンは当初、4.1L直6OHV(最高出力157ps/最大トルク32.5kgm)、5L V8OHV(最高出力203ps/最大トルク41.5kgm)、3種類の5.7L V8OHV(最高出力253ps/最大トルク47.7kgm、最高出力304ps/最大トルク52.5kgm、最高出力365ps/最大トルク52.5kgm)、6.6L V8OHV(最高出力355ps/最大トルク57.4kgm)が用意されました。

組み合わせられるトランスミッションは、先代同様3速/4速MTと2速/3速トルコン式ATが設定されました。ブレーキは、フロントは先代のドラム式またはソリッド・ディスク式からベンチレーテッド・ディスク式にアップデイトされ、リアはドラム式が踏襲されました。当初のグレード体系は、下から「RS」「SS」「Z/28」の3タイプのラインナップでした。

排ガス規制の影響でパワーダウン

シボレー カマロ Z28 (2代目 1978)

そして翌1971年、各エンジンともハイオク仕様からレギュラー仕様に変更され、アウトプットが低下しました。同時に、ハイバック・バケットシートが採用されました。次いで1972年には排出ガス規制への対応が実施され、アウトプットがさらに低下しました。続いて1973年、フロントバンパーが衝撃吸収タイプに変更された他、新グレード「LT」が追加されました。

シボレー カマロ Z28 (2代目 1978)

次いで1974年にフェイスリフトが実施され、スラントしたフロントマスクやラップアラウンドタイプのリアウィンドウが採用されました。続いて1975年には内外装の一部変更とともに、強化された排出ガス規制に適合するため触媒が取付られ、アウトプットがさらに低下しました。同時に、トップグレードのZ28がカタログ落ちしました。

シボレー カマロ RS T-Top (2代目 1978)

次いで1980年、4.1L直6エンジンに代わり、3.8L V6エンジンと4.4L V8エンジンが設定されました。そして1981年に生産を終了、翌1982年に3代目モデルにバトンタッチされました。

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