トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、2015年7月に12年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。先代から内外装の雰囲気を一新すると共に、居住性や燃費・環境性能を改善した他、安全装備が大幅に充実するなど、現代のミニバンに相応しい魅力を備えたモデルへと変貌を遂げました。
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アグレッシブなスタイリングに変身
ボディ形状は先代同様左右に後席用スライドドアを備える5ドアハッチバックで、スタイリングは大人しいイメージだった先代から一転し、挑戦的なフロントマスクや個性的なリアビュー、ウェッジシェイプのサイドシルエットなどによりアグレッシブなイメージへと変貌を遂げました。ボディサイズは全長4,235mm×全幅1,695mm×全高1,675mm~1,695mmで、先代比で全長が100mm以上拡大されました。
ホイールベースは先代比で50mm長い2,750mmで、車両重量も先代よりも増加し1,310kg~1,380kgとなりました。乗車定員は、先代同様の7人乗りに加え6人乗り仕様が設定されました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式も先代同様の前:ストラット式/後:トーションビーム式(FF)・ダブルウィッシュボーン式(4WD)が採用されました。
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ハイブリッド車を新設定
パワートレインは、2種類の1.5L直4ガソリンエンジンとCVTの組み合わせに加え、新たにハイブリッドが設定されました。ガソリン・FF車にはアトキンソンサイクル採用の2NR-FKE型(最高出力109ps/6,000rpm、最大トルク13.9kgm/4,400rpm)が、ガソリン・4WD車には先代から踏襲する1NZ-FE型(最高出力103ps/6,000rpm、最大トルク13.5kgm/4,400rpm)が搭載されました。
ハイブリッド車はFFのみの設定で、「アクア」などと同様の1.5L直4の 1NZ-FXE型エンジン+交流同期型モーター+電気式無段変速機による「リダクション機構付THS-Ⅱ」(システム最高出力100ps)が搭載されました。燃費は、ガソリン車が15.4km/L~20.6km/Lで先代から約15~20%改善され、ハイブリッド車は更にそれを上回る27.2km/Lを実現しました。
内装を一新し、衝突被害軽減ブレーキを設定
又、先代より居住性が改善された他、低床化した事で乗降性も改善されました。インパネは左右非対称の曲線的なデザインを採用すると共に、楕円形のメーターナセルがステアリング上の視認性の良い位置に設置されました。装備面では、レーザーレーダーと単眼カメラの組み合わせによる衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」がオプション設定されました。
このパッケージオプションは、衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティー」と車線逸脱警報システム「レーンディパーチャーアラート」、そして対向車の有無を検知しハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム」の3つの機能から構成されるものです。
新型シエンタは、数少ないコンパクトサイズのミニバンである他、個性的な内外装デザインや優れた燃費性能、充実した安全装備により、他の車種にはない独自の魅力を持つモデルとなっています。
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