ホンダ 新型フリード/ハイブリッドとトヨタ 新型シエンタ/ハイブリッド、おススメなのはどっち?
フィットやアクアなどコンパクトカーの取り回しの良さが魅力、でもステップワゴンやノアなど3列シートミニバンような広さと乗員数も魅力。できればハイブリッドで低燃費な走りも欲しい。
そんな欲張りなユーザーの希望を全て叶えたスモールミニバンが今とても人気となっています。小さいながらも3列シートに大人が乗れる車としてホンダ フリードが2008年5月に発売され大ヒットとなりました。長らく強力なライバル不在の期間が続きましたが、トヨタ シエンタがクラス初のフルハイブリッドをラインナップに加え、2015年7月にフルモデルチェンジを果たすと人気が爆発。大ヒットモデルとなりました。
発売から期間が経過し苦戦を強いられていたフリードですが、2016年9月にフルモデルチェンジを実施。待望のフルハイブリッドを搭載し、反撃に出ています。大人気となっている新型シエンタと新型フリード、どのような違いがあるか比較してみました。
フリードとシエンタのボディサイズ比較
ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ |
差 (フリード比) |
|
全長 | 4,265mm | 4,235mm | -30mm |
全高 | 1,710mm | 1,675mm | -35mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | – |
ホイールベース | 2,740mm | 2,750mm | +10mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m | – |
ボディサイズの比較ではフリードとシエンタ、ほとんど違いはありませんが、全長・全高において、シエンタのほうがわずかに小さいことがわかります。フリードが角ばったデザインであるのに対して、シエンタは絞り込んだ形状をしているので、実車をみるとシエンタのほうが小さい車に見えるかもしれません。
フリードとシエンタのエンジン、燃費
ハイブリッド車のエンジン/モーター出力
ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ |
|
排気量、形式 | 1.5L直4 | 1.5L直4 |
最高出力 (kW[ps]/rpm) |
81[110]/ 6,000 |
54[74]/ 4,800 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
134[13.7]/ 5,000 |
111[11.3]/ 3,600-4,400 |
モーター 最高出力 (kW[ps]/rpm) |
22[29.5]/ 1,313-2,000 |
45[61] |
モーター 最大トルク |
160[16.3]/ 0-1,313 |
169[17.2] |
ハイブリッド車のエンジン、モーターを比較するとエンジンはフリードのほうがパワフルで、モーターの出力においてはシエンタの方が上回っています。エンジンとモーター、どちらにどのような仕事をさせるか、両車のハイブリッドシステムに対する開発思想の違いが見えます。
ガソリン車のエンジン出力
ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ |
|
排気量、形式 |
1.5L直4 |
1.5L直4 |
最高出力 (kW[ps]/rpm) |
96[131] /6,600
|
80[109] /6,000 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
155[15.8] /4,600 |
136[13.9] /4,400 |
ガソリンエンジン車においても、フリードのエンジンが最高出力、最大トルクにおいて上回っています。最大トルクにおいては1.9kgf・mの差があるので、体感的にもフリードをパワフルと感じる人が多いと思います。
JC08モード燃費(2WD)
ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ |
差 (フリード比) |
|
ハイブリッド | 27.2 km/L | 27.2km/L | -km/L |
ガソリン車 | 19.0km/L | 20.2km/L | +1.2km/L |
グレードによりますが、売れ筋グレードにおけるハイブリッド車の燃費は互角で、ガソリンエンジン車ではシエンタが一歩リードしています。これはエンジン出力の差が燃費にも影響しているかもしれません。
フリードとシエンタの価格・グレード
ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ |
価格差 (フリード比) |
|
ハイブリッド 最上級 |
2,656,000円 (HYBRID EX) (6人乗り) |
2,329,855円 (HYBRID G) (7人乗り) |
‐326,145円 |
ハイブリッド 最安値 |
2,256,000円 (HYBRID B) (6人乗り) |
2,226,763円 (HYBRID X) (7人乗り) |
‐29,237円 |
ガソリン車 最上級 |
2,121,600円 (G Honda SENSING) (7人乗り) |
1,980,327円 (G) (7人乗り) |
‐141,273円 |
ガソリン車 最安値 |
1,880,000円 (B) (6人乗り) |
1,689,709円 (X “Vパッケージ”) (7人乗り) |
‐190,291円 |
※価格は2016年9月19日現在の2WD、税込み。
装備簡素化で価格を抑えたシエンタ、装備充実のフリード
ハイブリッド車、ガソリン車で最上級モデル、最安値モデルを比較すると、しえんたの方が安くなっています。これは、シエンタが最上級グレードにおいてもアルミホイール(15インチ:54,000円)やブレーキアシスト(Safety Sense C:54,000円)をオプションとしている事も起因しています。
一方のフリードは、予防安全装備(Honda SENSING)の内容がシエンタより1クラス上で、装備有無の価格差が約12万円、上級モデルは後席スライドドアが左右とも電動であることやスライドドアにロールカーテンが装備されるなど、ステップワゴンなど1クラス上の装備が標準となっています。
オプションを装備しない状態ではシエンタが安く購入できますが、色々とオプションを装着し、装備を揃えると両車の価格差はかなり小さくなります。
フリードとシエンタ、どっちがおススメ?
安く乗るならシエンタ、1クラス上のミニバンからダウンサイジングならフリード
シエンタとフリード、どちらも限られたボディサイズに開発者の知恵と工夫を詰め込み、ボディサイズからは考えられないような居住性を持ち、ハイブリッドや最新の運転支援システムなど最新技術を備えています。
シエンタは、ヴィッツやアクアなど一般的なコンパクトハッチからの乗り換えで、あまり豪華装備は必要ないけど3列シートは欲しい、という方におすすめです。
一方のフリードは、ステップワゴンなど1クラス上のミディアム・ミニバンからダウンサイジングしたいけど、装備レベルは落としたくない、という人におすすめです。
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