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アウディ A6 (3代目 2004-2011):シングルフレームグリルの採用でスタイリッシュに [C6]

アウディA6 2005

アウディA6 2005

1994年に「アウディ・100」のマイナーチェンジ版として誕生したアッパーミディアムモデル「アウディ・A6」は、2004年に7年ぶり2度目のフルモデルチェンジが実施され、3代目C6系に移行しました。エクステリア・デザインは日本人デザイナー和田智により手掛けられ、同社初のシングルフレームグリルが採用されるなどスタイリッシュに変貌しました。

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ボディを一回り拡大

ボディタイプは先代同様、4ドアセダンと5ドアワゴンの「アヴァント」がラインナップされました。剛性と空力特性が改善されたボディのサイズは、全長4,927mm×全幅1,855mm×全高1,459mm(セダン)/1,463mm(アヴァント)で、全高を除き先代から一回り拡大されました。又、ホイールベースは80mm程延長され2,843mmとなりました。

アウディA6 2005

アウディA6 2005

駆動方式は従来同様、FFとフルタイム4WDの「クワトロ・システム」が設定されました。サスペンション形式は、フロントは4リンク式が踏襲された一方、FFとクワトロで異なる形式が採用されていたリアは、共にトラペゾイダルと呼ばれるダブルウィッシュボーン式に統一されされました。

アウディA6 2005

アウディA6 2005

欧州仕様のエンジンは、当初2L直4ターボ(最高出力170ps)、2.4L V6NA(最高出力177ps)、2.8L V6直噴NA(最高出力210ps)、3L V6NA(最高出力221ps)、3.2L V6直噴NA(最高出力255ps)、4.2L V8NA(最高出力335ps)、4.2L V8直噴NA(最高出力350ps)のガソリンと、2L直4(最高出力140ps)、2.7L V6(最高出力163ps)、3L V6(最高出力225ps)のディーゼルターボがラインナップされました。

又、先代同様スポーティな派生モデルとして、5.2L V10直噴NAエンジン搭載の「アウディ・S6」と5L V10直噴ツインターボエンジン搭載の「アウディ・RS6」も用意されました。トランスミッションは、FF車にはCVT「マルチトロニック」が、クワトロ系には6速トルコン式AT「ティプトロニック」が組み合わせられた他、3.2L車は6速MTを選択する事も可能でした。

クロスオーバー風派生モデルを追加

そして2006年、アヴァント4WD車をベースにクロスオーバー風に仕立てた派生モデル「アウディ・A6オールロードクワトロ」が発売されました。次いで2008年、フェイスリフトが実施されると同時に、ガソリンエンジンの新ラインナップとして3L V6直噴スーパーチャージド(最高出力300ps)が追加され、2.4L/3L NA/4.2L(非直噴)は廃止されました。

アウディA6 avant 2005

アウディA6 avant 2005

そして2011年にフルモデルチェンジが実施され、現行型C7系に移行しました。日本市場における3代目A6は、2004年7月にまずセダン「2.4」「3.2FSIクワトロ(6速AT仕様)」「4.2クワトロ」が上陸を果たし、翌2005年6月にアヴァント2.4/3.2FSIクワトロ/4.2クワトロがラインナップに加わりました。次いで2007年8月、セダン/アヴァントに「2.8FSIクワトロ」が追加されました。

アウディA6 avant 2005

アウディA6 avant 2005

続いて2009年1月、セダン/アヴァント共にフェイスリフト版に切り換えられると共に、新たに「3.0TFSIクワトロ」「3.0TFSIクワトロSライン」が設定され、2.4/3.2FSIクワトロ/4.2クワトロはカタログ落ちしました。そして2011年8月にまずセダンが、追って2012年2月にアヴァントが現行型に切り替えられました。

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