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ダッジ マグナム (2代目 2004-2008):ワゴンボディをまとい四半世紀ぶりに復活

ダイムラー・クライスラー(現フィアット・クライスラー)は2004年、ダッジ・ブランドより「イントレピッド」の後継モデルとなるフルサイズのステーションワゴン「マグナム」を発売しました。マグナムの車名を持つモデルのリリースは、フルサイズの2ドアハードトップだった初代の生産終了以来、四半世紀ぶりのことでした。

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3種類のエンジンでスタート

プラットフォームは、「クライスラー・300」と共通の「クライスラー・LXプラットフォーム」が採用されました。エクステリア・デザインは、フロントグリルにダッジ・ブランドのアイデンティティである十字をモチーフとした意匠が採用されました。ボディサイズは全長5,022mm×全幅1,882mm×全高1,481mmで、ホイールベースはクライスラー・300と同一の3,046mmでした。

駆動方式は当初FRのみの設定で、エンジンおよびグレードはまず2.7L V6DOHC(最高出力193ps/最大トルク26.3kgm)搭載の「SE」、3.5L V6SOHC(最高出力253ps/最大トルク34.7kgm)搭載の「SXT」、5.7L V8OHV(最高出力345ps/最大トルク53.5kgm)搭載の「R/T」の3種類がラインナップされました。トランスミッションはSEには4速トルコン式ATが、SXTとR/Tには5速トルコン式ATが組み合わせられました。

サスペンション形式はフロントがウィッシュボーン式、リアが5リンク式で、ブレーキはフロントは全車にベンチレーテッド・ディスク式が、リアはSEとSXTにはソリッド・ディスク式が、R/TとSRT8にベンチレーテッド・ディスク式が装備されました。また、ステアリング形式は、ロック・トゥ・ロック2.75回転のラック&ピニオン式が採用されました。

ハイパフォーマンス版を追加

ホイール&タイヤは、SEとSXTが7J×17インチホイール+P215/65R17タイヤ、R/Tが7.5J×18インチホイール+P225/60R18タイヤ、SRT8が9J×20インチホイール+P245/45R20タイヤの組み合わせでした。そして翌2005年に、6.1L V8OHVエンジン(最高出力431ps/最大トルク58kgm)+5速トルコン式ATを搭載するハイパフォーマンス版「SRT8」が追加されました。

さらに、SXTとR/Tにフルタイム4WD仕様が設定されました。追って2006年には、5.7L V8エンジンの最高出力を355psに高めて搭載する「R/Tパフォーマンス・グループ」が設定されました。続いて2007年にマイナーチェンジが実施され、内外装デザインに変更が加えられました。そして翌2008年に後継モデル「ダッジ・ジャーニー」にバトンタッチして生産終了となりました。

2代目マグナムは北米専用モデルで、ヨーロッパやオーストラリア、日本ではクライスラー・300と共通のフロントマスクが与えられ「クライスラー・300ツーリング」として販売されました。

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