ダイハツの軽トールワゴン「ムーヴ」は、2006年10月に3度目となるフルモデルチェンジを実施し、4代目となりました。ライバルの「ワゴンR」と異なりキープコンセプトには拘らず、このモデルチェンジにおいても、先代からは外観のイメージを大きく変えました。又、プラットフォームやエンジンの変更などが行われました。
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ワンモーションフォルムを採用
スタイリングは、先代まで続いた1.5ボックススタイルを止め、ボンネットフードから傾斜の強いフロントウィンドウに掛けてなだらかにラインが続く、ワンモーションフォルムが採用されました。又、引き続き用意されるスポーティグレード「カスタム」には、4灯式プロジェクターヘッドランプと専用フロントグリルが与えられ、迫力ある雰囲気を実現していました。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,615mmで、全高は歴代モデルの中で最も低く設定されました。車両重量は810kg~930kgで、先代よりも若干重くなっていました。又、プラットフォームが一新されると同時に、ホイールベースが100mm延長され、軽自動車として最長クラスの2,490mmとなりました。
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エンジンを刷新し、居住性も向上
サスペンション形式は、前マクファーソンストラット式/後トーションビーム式(FF)・3リンク式(4WD)が踏襲されました。エンジンは新世代のKF型に刷新され、既に「エッセ」に採用されていた直3 DOHC NAのKF-VE型と、「ソニカ」に採用されていた同ターボのKF-DET型の2本立てとなりました。最高出力と最大トルクはそれぞれ58ps/6.6kgm、64ps/10.5kgmでした。
トランスミッションは、4速トルコン式ATとCVTの他、NA車にのみ5速MTも用意されました。駆動方式は、従来通りFFとフルタイム4WDが選択出来ました。インテリア面では、ムーヴとして初めてセンターメーターを採用した事と、ホイールベース延長に伴い居住性が更に向上した事が最大のポイントでした。
装備が更に充実
上級グレードには、キーフリーシステムやプッシュボタンスタート、リバース連動ドアミラー、オートライトなどの装備が採用されました。2008年12月にマイナーチェンジを実施し、フェイスリフトを行うと共にターボ車のトランスミッションをCVTに一本化した他、ドライビングポジションを最適化する「アジャスタブルパック」を全グレードに標準装備しました。
4代目ムーヴは、スタイリングの大幅なイメージチェンジが成功し、販売面でワゴンRを上回る大ヒットとなりました。又、プラットフォーム刷新に伴い、操縦安定性や乗り心地が向上するなど、基本性能が従来の軽トールワゴンの水準から大幅に嵩上げされた事も特徴でした。
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