日産のプレミアムセダン「フーガ」は、初代モデルが2004年に「セドリック/グロリア」の後継モデルとして登場、2009年11月のフルモデルチェンジにより2代目の現行型となりました。先代からエクステリアデザインを刷新した他、ハイブリッド車の追加などにより燃費を改善し安全装備を大幅に充実させるなど、時代の潮流に則ったプレミアムモデルとなっています。
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FR車らしいスタイリング
スタイリングは、抑揚あるボディラインやロングノーズ化が図られたボンネットフードにより、FR車らしさが強調されたプロポーションとなっています。ボディサイズは全長4,945mm×全幅1,845mm×全高1,500mm、ホイールベースは2,900mmで、ホイールベースは先代から不変ながら15mm長く40mm広く10mm低いディメンションになり、安定感のあるフォルムを実現しています。
車両重量はやや増加し、1,690~1,890kgとなっています。サスペンションは、形式こそ先代同様のフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:マルチリンク式を踏襲するものの、乗り心地向上を図った新設計のものが採用されます。パワートレインは、2.5LのVQ25HR型(最高出力225ps/最大トルク26.3kgm)と3.7LのVQ37VHR型(最高出力333ps/最大トルク37kgm)の2種類のV6エンジンでスタートしました。
トランスミッションは全車7速トルコン式ATとの組み合わせで、燃費は先代から約10%改善されました。駆動方式はFRが基本で、3.7L車にはフルタイム4WDも設定されます。装備面では、「インテリジェントクルーズコントロール」「車線逸脱防止支援システム」「コーナーリングスタビリティーアシスト」「フォレストエアコン」といった安全・快適装備が設定されました。
グレード体系は、ベースグレード「250GT」「370GT」「370GT FOUR」の他、装備を簡略化した「Aパッケージ」、コンフォートサスペンションや本革シートが備わる「タイプP」、スポーツチューンドサスペンションや20インチアルミホイールなどが装備される「タイプS」が設定されます。更に最上級グレードとして、本木目パネルやセミアリニン本革シートが備わる「370VIP」がラインナップされます。
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ハイブリッドを追加し、M/Cで安全装備を強化
そして2010年11月に、3.5L V6のVQ35HR型エンジン(最高出力306ps/最大トルク35.7kgm)とモーター(最高出力68ps/最大トルク27.5kgm)、そしてトルコンレス7速ATを組み合わせたパラレル型ハイブリッドユニットを搭載する「ハイブリッド」が追加されました。JC08モード燃費はガソリン車を大幅に凌駕する16.6Km/Lで、グレードはベースグレードと「VIPパッケージ」が設定されました。
次いで2012年2月に、ハイブリッドに廉価グレード「Aパッケージ」が追加されました。続いて2013年7月にハイブリッドを一部改良し、モーターの最大トルクを29.6kgmにアップするのなどのリファインによりEV走行領域を拡大、燃費が18km/Lに向上しました。そして2015年2月にマイナーチェンジを実施し、フロントマスクとリア周りのデザインが刷新されました。
同時に安全装備が大幅に強化され、全車に移動物検知機能付「アラウンドビューモニター」が、「Aパッケージ」を除く各グレードに「前方衝突予測警報」「エマージェンシーブレーキ」「後側方車両検知警報」「後側方衝突防止支援システム」「後退時衝突防止支援システム」が標準装備されました。又、乗り心地の改善や静粛性の向上、リアシートの形状変更なども行われました。
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