1965年に発売された日産自動車のショーファードリブン「プレジデント」は、1973年8月にビッグマイナーチェンジを受け2代目250型に移行しました。プラットフォームや基本的なボディシェルは初代モデルと共通で、フェイスリフトやリアオーバーハングの延長などにより外観のリフレッシュやトランクスペースの拡大が図られました。
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フロントマスクを一新
エクステリア面では、フロントグリルが先代の横基調から縦基調に変更されると共に、中央部分がV字型に突起した押し出しの効いたデザインに変貌しました。又、テールエンドのデザインも変更されました。ボディサイズは全長5,280mm×全幅1,795mm×全高1,460mmで、先代から全長が235mm拡大された一方、全幅・全高に変更はありませんでした。
ホイールベースは先代と同一の2,850mmで、車両重量は最廉価グレードで先代より70kg重い1,600kgとなりました。駆動方式はFRが踏襲され、サスペンション形式も当初は先代同様のフロント:ストラット式/リア:リジット・リーフ式が受け継がれました。エンジンは当初、先代からキャリオーバーされた3L直6OHVのH30型と、先代に設定された4L V8OHVのY40型を4.4Lに拡大したY44型が用意されました。
トランスミッションは先代同様、全車コラムタイプの3速トルコン式ATが組み合わせられ、ブレーキもフロント:ディスク式/リア:ドラム式が踏襲されました。当初のグレード体系は、下から3Lエンジン搭載の「タイプA」「タイプB」と4.4Lエンジン搭載の「タイプD」の3タイプがラインナップされました。
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M/Cでエンジンを4.4L EGI仕様に一本化
そして1975年4月、昭和50年排出ガス規制への適合を主目的としたマイナーチェジが実施され、エンジンがキャブレター仕様のY44型をEGI(電子燃料噴射)化したY44E型(最高出力200ps/最大トルク34.5kgm)に置換・一本化されました。同時に、グレード体系がタイプD1~D9の9種類のラインナップとなりました。
次いで1976年7月に昭和51年排出ガス規制に適合し、翌1977年8月には昭和53年排出ガス規制に適合すると同時に、最上級グレード「ソブリン」が追加されました。次いで1980年3月の一部改良で装備の充実化が図られ、1982年11月のマイナーチェンジでは内外装デザインの変更や装備の充実化と共に、リアサスペンションが4リンク/コイル式に変更されました。
続いて1985年1月、ソブリンの更に上位に位置するグレード「ソブリンVIP」が追加されました。そして発売から17年経過した1990年10月にフルモデルチェンジが実施され、「インフィニティ・Q45」をベースとした3代目JG50型に移行しました。
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