シェルビー スーパーカーズ エアロ SC/8T (#1) (2004-2005)
1998年にジェロード・シェルビーにより創立されたシェルビー・スーパーカーズ(SSC)は、2004年に処女作となるスーパーカー「エアロSC/8T」を完成させました。市販を前提としないプロトタイプであったものの性能はきわめて高く、のちにさらに高性能な市販バージョン「アルティメットエアロ」に発展しました。
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6.3L V8スーパーチャージドエンジンを搭載
シェルビー スーパーカーズ エアロ SC/8T (#1) (2004-2005)
車体の構造は、スチール製スペースフレームとカーボンコンポジッド素材のボディを組み合わせたものでした。ボディタイプは2ドア・フィクスドヘッドクーペで、エクステリア・デザインは際立った個性は持たなかったものの、斜め上方に跳ね上げるバタフライドアの採用が持ち味となっていました。
シェルビー スーパーカーズ エアロ SC/8T (#1) (2004-2005)
ボディサイズは、全長4,475mm×全幅2,101mm×全高1,092mmというスーパーカーならではのワイド&ローなディメンションとなっていました。また、ホイールベースは2,672mmで、車両重量は1,247kgと軽量に抑えられていました。駆動方式はMRで、エンジンは「シボレー・コルベット」用の6,257cc V8OHVをベースにチューンナップを施したものが搭載されました。
スペックは最高出力793ps/6,600rpm・最大トルク87.8kgm/5,800rpmで、6速MTとの組み合わせにより最高速度380km/h・0-60mph加速3.1sというパフォーマンスを発揮しました。サスペンション形式は4輪ダブルウィッシュボーン式で、ブレーキは前後とも356mm径のローターが備わるベンチレーテッド・ディスク式が装備されました。
ステアリング形式は、ロック・トゥ・ロック2.5回転のギアレシオが備わるラック&ピニオン式が採用されました。ホイール&タイヤは、フロントに9.5J×18インチホイール＋245/45 18タイヤ、リアに13J×19インチホイール＋345/30 19タイヤの組み合わせが装着されました。また、タイヤの銘柄はミシュラン・パイロットスポーツが採用されました。
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アップデートで性能が向上
シェルビー スーパーカーズ エアロ SC/8T (#2) (2005-2006)
そして翌2005年にアップデートが実施され、エンジンのスペックが最高出力921ps/6,600rpm・最大トルク106.6kgm/5,800rpmまで向上、それにともない最高速度も390km/hに向上しました。しかしながら、この改良版もあくまでもプロトタイプであり、市販化には至りませんでした。
シェルビー スーパーカーズ エアロ SC/8T (#2) (2005-2006)
初の市販バージョンである「アルティメットエアロ」が発表されたのは、翌2006年のことでした。エンジンは排気量が6,349ccへと僅かに拡大されるとともに、スペックが最高出力1,061ps/最大トルク114kgmへと大幅に向上、それにともない最高速度も400km/hまで向上しました。
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