中古車のメリットは、新車よりも価格が安い事や、既に絶版になった車種を手に入れられる点にあります。しかし、新車とは異なり、程度は個体によってまちまちなので、購入に際してはある程度のリスクが伴います。そうした難しい状況下で、なるべく程度が良く安心して乗れる中古車を購入する為には、販売店選びも重要なポイントになります。
ディーラー系の中古車店
認定中古車
まず、ある程度予算に余裕があり、メーカー・車種が決まっている場合は、ディーラー系の中古車販売店で認定中古車を購入するのがベストです。認定中古車とは、ディーラーが程度の良い車体を厳選し、更にきちんとした整備を行った上で、一定期間の保証を付けて販売する中古車の事です。販売価格は少し高めになりますが、新車に近い安心感が得られるメリットがあります。
役目を終えた試乗車
認定中古車とはまた異なるのですが、役目を終えた試乗車がディーラー車という名目で店頭に並ぶケースがあります。ディーラー車は走行距離が少ない上、日常的にしっかり整備されており、荒っぽい運転をされたケースも少ないので、これも又お薦め出来ます。
ディーラーには当然ながら自社製の車に精通したメカニックがいる為、後々のアフターサービスの点でも安心です。次に、欲しい車が絞り切れていない場合は、大手中古車販売店の利用がお薦めです。中古車のバリエーションや在庫数が豊富である上、車選びの相談にも乗ってくれるので、どの車を選ぶか迷っている人にはメリットがあります。
認定中古車制度はないケースが多いものの、オプションで長期保証を付けられる所が多いので、そうしたお店なら買った後も安心です。
大型中古車店
ケイユーやビッグモーターなど、複数店舗を展開する大型店は、大きな展示場を持ち、一度に様々なタイプの車種を見る事が出来ます。また、人気車種なら1つの車種に対して数台の在庫車を持っており、色やグレードなどで選択肢が多いのが特徴です。
また、店頭になくても系列店に希望する車種の在庫があるので、取り寄せてもらう事も可能です。大型店は、まだ買いたいメーカー・車種が絞り切れていない人にはおすすめです。価格・サービスについては、良くも悪くも標準的で、思わぬ掘り出し物に出会う可能性は少ないかもしれません。
街の小さな中古車店
車で道路を走っていると、10台くらい車が置いてある中古車店ってよく見かけると思います。こだわりを持って、良心的にやっている人のお店であれば良いのですが、故障などのトラブルが出た場合、スムーズに対応してもらえなかったり、ある日通り掛かったら店舗が無くなっていたという事もあります。店長の人柄に惚れたか、相当希少な車の在庫があった、 という場合以外はおすすめ出来ません。
修理工場でも中古車が買える
車種に対する拘りがなく、取りあえずちゃんと動く車なら良いという場合は、街の修理工場での購入が意外とお薦めです。
修理工場では、ユーザーから引き取って自社で整備した車を、店頭販売する事があります。展示されている台数はごく限られ、選択肢は少ないのですが、価格は低目に抑えられているケースが多いようです。そして、何より整備が本業の所で売っている中古車ですから、多少年式が古い車でも安心感があります。
ビンテージなど特定の車種を扱う専門店
逆に、輸入車の稀少車やビンテージカーなど、マニアックな車種に的を絞っている場合は、そうした車種の中古車を専門に扱うお店がお薦めです。アメリカ車専門やフランス車専門、国産ビンテージカー専門など、特定の車種のみを販売する中古車店のバリエーションは豊富です。
そのような専門店は、世間一般的には特殊と言える車種の整備に関するノウハウを持っている上、交換用部品のストックも持っているので、頼もしさが違います。このように、中古車を購入する際のお店選びは、新車の時以上に「適材適所」が大切になります。
インターネットで探す
今までは中古車は店舗で買うのが当たり前でしたが、最近ではインターネットで欲しい車種を入力するだけで、該当する車種を探してくれる無料サービスがあります。例えば「ズバット車販売」の場合、欲しい車種を入力すると、提携するガリバー全店舗(全国550店舗)で買い取ったばかり、つまり中古車市場に流通する前の車を探してくれます。
ガリバーなど買取店で買い取られた車両は、買取店の利益を乗せて中古車オークションで売却、落札した中古車店は利益を乗せて店頭で販売というのが一般的です。
しかし、この買い方だと買い取ったばかりの車をダイレクトに購入できるので、販売店での利益上乗せ分だけ割安に手に入るかもしれません。中古車店に出掛ける前に、ぜひ一度試してみましょう。→公式サイトで詳しく