フォルクスワーゲンは、Cセグメントハッチバック車「ゴルフ」をベースにした同社初のプラグインハイブリッドモデル「ゴルフGTE」を開発、まず2014年3月に開催されたジュネーブショーでお披露目され、日本市場には2015年9月から導入が開始されました。低燃費一辺倒ではなく、走行性能の高さも併せ持ったスポーティーな超エコカーとなっています。
5ドアハッチバックボディのスタイリングは基本的にガソリンエンジン搭載のゴルフと同一ながら、C字型に配置されたフロントLEDランプをはじめ、随所にGTEならではの加飾が行われています。ボディサイズは全長4,265mm×全幅1,800mm×全高1,480mm、ホイールベースは2,635mmで、全高がガソリンモデルよりも20mm高い以外は同一のディメンションとなっています。
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パラレル型ハイブリッドユニットを搭載
車両重量は1,580kgで、ガソリンモデル「TSIハイライン・ブルーモーションテクノロジー」の1,320kgから大幅に増加しています。サスペンション形式は前:マクファーソンストラット式/後:4リンク式でガソリンモデルから変更はなく、駆動方式はFFを採用します。搭載されるハイブリッドユニットは、1.4L直4ガソリンターボエンジン+モーター+リチウムイオンバッテリーから構成されるパラレル型となります。
スペックは、エンジンが最高出力150ps/最大トルク25.5kgm、モーターが最高出力109ps/最大トルク33.6kgmで、バッテリーのエネルギー容量は8.7kWhとなっています。GTE専用に開発された6速DSG(DCT)を介しての動力性能は、最高速度215km/h・0-100km/h加速7.6sというもので、プラグインハイブリッド車としては非常に優秀なパフォーマンスとなっています。
モーターのみでの走行も可
又、走行モード切り替え機能を備え、モーターのみで走行する「Eモード」、エンジン+モーターで効率的に走行する「ハイブリッドモード」、エンジン+モーターで力強く走行する「GTEモード」の3通りが選択可能となっています。JC08モード燃費はハイブリッドモードで「TSIハイライン・ブルーモーションテクノロジー」を約20%上回る23.8km/Lとなる他、Eモードで最大53.1km走行する事が可能となっています。
インテリア面では、インパネがパワーメーター装備の専用デザインのものとなる他、随所にGTE独自のディテールが取り入れられています。装備面は基本的にガソリンモデルと共通で、プリクラッシュブレーキシステムの「Front Assist」やレーンキープアシストシステム、ドライバー疲労検知システム、リヤビューカメラなどの充実した予防安全装備が標準で備わります。
価格は499万円で、ゴルフシリーズの中では「ゴルフR」に次ぐ高価なモデルであるものの、最大38万円のCEV補助金が適用されます。
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