1988年に発売された日産のプレミアムモデル「セドリック・シーマ」は、1991年8月にフルモデルチェンジを実施すると共に車名が「シーマ」に変更されました。ボディタイプがピラーレス4ドアハードトップからピラー付の4ドアセダンに変わった他、V8エンジン車やフルタイム4WD車が設定されるなど、先代から多くの点で変更が行われました。
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ボディサイズ・ホイールベースを拡大
スタイリングは前述のボディタイプ変更に伴い、スタイリッシュなイメージからやや保守的なイメージへと変貌しました。ボディサイズは全長4,930mm×全幅1,780mm×全高1,420~1,435mmで、先代から若干拡大され、ホイールベースも80mm延長され2,815mmとなりました。又、車両重量も100kg以上増加し、1,690~1,830kg(初期型)となっていました。
サスペンション形式はフロントはストラット式を踏襲し、リアはセミトレーリングアーム式からマルチリンク式に変更されました。又、一部グレードに装着されるアクティブサスペンションが、エア式から油圧式に変更されました。駆動方式は発売当初はFRのみの設定で、エンジンは先代の3L V6から4.1L V8 DOHC NAのVH41DE型に変更されました。
スペックは最高出力270ps/最大トルク37.8kgmで、トランスミッションは先代同様4速トルコン式ATとの組み合わせでした。発売当初のグレード体系は、「タイプⅠ」「タイプⅡ」「タイプⅢ」の3つの基本タイプに加え、「タイプⅡ」「タイプⅢ」に「リミテッド」「リミテッドL」が、更に「タイプⅢ」には「リミテッドAV」「リミテッドL AV」が設定されました。
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日産 2代目シーマのCM
4WD車と3Lターボ車を追加
そして1992年9月に、フルタイム4WD方式「アテーサE-TS」を搭載する「S-four」(「タイプⅡリミテッド」「タイプⅢリミテッド」)が、次いで1993年2月に、鋳造アルミホイールやエクセーヌのシート地が備わるFRの新グレード「タイプツーリング」が追加されました。続いて同年9月にマイナーチェンジが実施され、フロント廻りを中心にエクステリア変更が行われました。
同時に、先代に設定されていた3L V6 DOHCターボのVG30DET型エンジン(最高出力255ps/最大トルク35kgm)を搭載する「ツーリング」シリーズ(「ツーリングセレクション」「ツーリング」)が追加されました。同時に、4.1L車のグレード名が「リミテッド」シリーズ(「リミテッドセレクション」「リミテッド」「リミテッドS-four」「リミテッドL」)に変更されました。
次いで1995年3月の一部改良で運転席SRSエアバッグシステムが標準装備されると共に、3L車に新グレード「ツーリングAV」が追加されました。そして1996年6月にフルモデルチェンジが実施され、3代目FY33型に移行しました。
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