1982年にトヨタカローラ店からデビューしたミディアムモデル「カムリ」は、1994年7月に4年ぶり4度目のフルモデルチェンジを受け5代目モデルに移行しました。キープコンセプトのモデルチェンジで、引き続き4WS装着車が設定されるなど基本的なメカニズムも受け継がれた一方、4ドアハードトップが廃止され4ドアセダンに一本化されるなどラインナップが整理されました。
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初めてホイールベースを延長
スタイリングは、フロントマスクが一新された他は先代のイメージが踏襲されました。ボディサイズは全長4,625mm×全幅1,695mm×全高1,410~1,435mmで、先代から全長と全高が若干拡大された他、ホイールベースは初代モデル以来初めて50mm延長され2,650mmとなりました。一方、車両重量は先代から若干軽量化され、1,140~1,330kgとなりました。
サスペション形式は4輪ストラット式を踏襲し、駆動方式も先代同様FFとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは、ガソリンはハードトップのプロミネントシリーズ廃止に伴い2.5L V6がカタログ落ちし、先代からキャリオーバーされた1.8L 直4DOHCの4S-FE型と2L直4DOHCの3S-FE型の2種類となりました。最高出力/最大トルクも変更なく、それぞれ125ps/16.5kgm、140ps/19kgmでした。
一方、ディーゼルは先代の2L直4SOHCターボの2C-T型から2.2L直4SOHCターボの3C-T型に置換され、スペックは最高出力91ps/最大トルク19.6kgmとなり最大トルクが0.2kgm向上しました。トランスミッションは先代同様、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。
グレード体系は、下から「XJ」「ルミエール」「ZX」「ツーリング」の4タイプが基本で、更に3S-FE型エンジン搭載のZXには豪華装備の「Gパッケージ装着車」や4WS装着車、オプティトロンメーター装着車が設定されました。又、フルタイム4WDは当初3S-FE型エンジン搭載車のみの設定だったものの、1995年1月に3C-T型ディーゼルエンジン搭載車にも設定されました。
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M/Cで安全装備を強化
そして1995年4月に、ガソリンエンジン搭載のルミエールをベースに装備を充実させた特別仕様車「ルミエールG」が設定されました。次いで1996年5月にマイナーチェンジが実施され、内外装デザインの変更と共にABSとSRSデュアルエアバッグシステムが全車に標準化されました。次いで同年12月に、特別仕様車ルミエールGが再び設定されました。
又、同月北米向けカムリである「セプター」がフルモデルチェンジを受け、日本国内にも「カムリグランシア」の車名で発売されました。その後も併売されたカムリは、1998年7月に生産終了となりカムリグランシアに統合されました。
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