2009年10月、「ステップワゴン」はフルモデルチェンジを受け、4代目となりました。3代目は、初代から続いた箱型ボディを捨て、乗用車的なシルエットをまとって登場しましたが、このモデルチェンジにより先祖返りをし、ボクシーなスタイリングが復活しました。そして、ノーズは更に短くされ、Aピラーが立てられるなどの変更も行われました。全体的に、1.5ボックス的なフォルムが特徴でした。
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先代よりボディサイズを拡大、スパーダを最初から用意
ボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,695mm×全高1,815mm~1,830mmで、全幅を除き先代よりも拡大されました。プラットフォームは先代と共通で、特徴であった低床・低重心パッケージはそのまま受け継がれました。車両重量は1,580kg~1,730kgで、ボディの容積が拡大された分、先代よりも60kg~80kg重くなりました。
又、このモデルチェンジでは、最初から派生モデル「スパーダ」が用意されました。前例に倣い、フロントマスクやバンパー等の変更により、スポーティなイメージを強調したエクステリアが採用されました。しかし、全長や全幅などのボディスペックはベースモデルと同様である点が、これまでのスパーダとの相違点でした。
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パワートレインを刷新し、燃費が向上
パワートレインは刷新され、従来のK20A型エンジンに代わり、ロングストローク化されミラーサイクルを採用したR20A型エンジンが搭載され、2.4Lエンジンは廃止されました。R20A型のスペックは、最高出力150ps、最大トルク19.7kgmで、従来よりも実用粋のトルクを優先した性格となりました。又、トランスミッションも変更され、FFモデルがトルコン付CVT、4WDモデルが5速トルコンATとなりました。
これらの変更により、車両重量の増加にも関わらず燃費は改善され、先代が11.4km/L~12.6km/Lだったのに対し、12.6km/L~14.2km/Lとなりました。そして、2012年4月にまずFFモデルが、次いで6月に4WDモデルがマイナーチェンジを受け、フェイスリフトが行われると同時に、全グレードに新開発のCVTが採用されました。
この新CVTは、従来より伝達効率が改善され、よりワイドなレシオレンジ設定とする事により、燃費性能が向上していました。更に、新たにアイドリングストップ機構が装備された事も手伝い、燃費は13.6km/L~16Km/Lへと向上しました。
この4代目ステップワゴンは、販売が非常に好調で、発売翌年の2010年にはミニバン部門の年間販売台数第一位に輝きました。そうした人気を受け、歴代モデルの中でも最も長い6年間に渡り生産が続けられました。
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