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いすゞ フローリアン (1967-1983):平凡な設計で販売は振るわぬながらも長期に渡り生産を継続 [PA20/30]

いすゞ フローリアン

いすゞ自動車の中型乗用車「フローリアン」は、「ベレル」の後継モデルとして1967年11月に発売されました。スタイリング、メカニズムともにオーソドックスで、トータルバランスは秀でていた反面強い商品力は備わっていませんでした。販売は振るわなかったものの、開発費の不足から長期に渡り基本設計に変更のないまま生産が続けられました。

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デザインはギアが担当

いすゞ フローリアン デラックス

ボディタイプは、4ドアセダンと5ドアバンの2タイプがラインナップされました。エクステリア・デザインはカロッツェリア・ギアに委託され、まとまりに欠けた外観だったベレルとは対照的にバランスの取れたスタイリングとなりました。また、セダンには当時の国産車としては珍しく6ライトウィンドウが採用されました。

いすゞ フローリアン(1970)

初期型のボディ・ディメンションは全長4,305mm×全幅1,600mm×全高1,445mm、ホイールベース2,500mmで、ベレルよりも一回りコンパクトでした。サスペンション形式は、ベレルと同様のフロント:ダブルウィッシュボーン/コイル式・リア:リジッド・アクスル/リーフ式で、駆動方式もコンベンショナルなFRが踏襲されました。

いすゞ フローリアン 1800TS

エンジンは当初、「ベレット」と共通の1.6L直4OHVガソリン・シングルキャブレター仕様(最高出力84ps)が搭載され、トランスミッションは4速MTが組み合わせられました。ステアリング形式はベレル同様のリサーキュレーティング・ボール式で、ブレーキは4輪ドラム式が採用されました。その後1969年3月にマイナーチェンジが実施され、フロントグリルの意匠などが変更されました。

いすゞ フローリアン

同時に、1.6Lツインキャブレター仕様エンジンを搭載するスポーティグレード「TS」が追加されました。そしてこのマイナーチェンジの直後に、エンジンがSOHC化されました。次いで1970年10月に2度目のマイナーチェンジが実施され、ヘッドランプが角型2灯式から丸型4灯式に変更されるとともに、1.8L直4SOHCガソリンエンジン搭載車が追加されました。

ディーゼル車を追加

いすゞ フローリアン SⅡ

その後1975年に昭和50年排出ガス規制、翌1976年に昭和51年排出ガス規制への対応が行われました。次いで1977年11月に実施されたマイナーチェンジにより、角型4灯式ヘッドランプや大型バンパーなどが採用され、フロントマスクがデコラティブなイメージに変貌しました。同時に、低騒音・低振動を実現した2L直4OHVディーゼルエンジン(最高出力62ps)搭載車が追加されました。

いすゞ フローリアン(1982)

続いて1980年3月に最後のマイナーチェンジが実施され、インパネの意匠が一新されるとともに、ディーゼル車に3速トルコン式ATが設定されました。そして1983年4月、後継モデル「アスカ」の発売に伴い生産終了となりました。

フローリアンの後継モデル:アスカ

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