[PR]記事内に広告が含まれています。

サーブ ソネットⅡ (1966-1968):サーブ初の量産スポーツカーとして登場

サーブ ソネットⅡ (1966-1968)

かつてサーブの自動車部門として存在したサーブ・オートモビルは、1966年に大衆車「96」のコンポーネンツを流用した2シーター・スポーツカー「ソネットⅡ」を発売しました。さかのぼること10年前の1956年に登場した先代モデル「ソネットⅠ」が試作車のみ6台の生産に終わっていたことから、ソネットⅡは同社初の量産スポーツカーとなりました。

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

デチャッタブルトップを採用

サーブ ソネットⅡ (1966-1968)

シャシーはソネットⅠ譲りのボックス型ながら、素材はアルミニウムからスチールに変更されてました。一方、ボディの素材はFRP製が踏襲されました。ボディタイプはデチャッタブル・ハードトップが備わる2ドアクーペで、スタイリングはソネットⅠからは大幅なモダナイズが図られていました。また、リアフードには実用に足るラゲッジスペースが設けられました。

ボディサイズは全長3,770mm×全幅1,440mm×全高1,110mmで、ソネットⅠから二回りほど拡大されました。一方で、ホイールベースは50mm短縮され2,160mmとなっていました。車両重量は710kgで、ソネットⅠからは110kg増加したものの絶対的にはなおも軽量でした。駆動方式はFFを踏襲し、エンジンは96譲りの水冷2ストローク841cc直列3気筒が搭載されました。

サーブ ソネットⅡの走行動画

エンジンをチューンナップ

サーブ ソネットⅡ (1966-1968)

圧縮比が9:1に高められるとともに、ソレックス・キャブレターがシングルからトリプルに変更されるなどのチューンナップが施され、アウトプットは96を大幅に上回る最高出力60hp/5,200rpm・最大トルク9.5kgm/4,000rpmを発生しました。トランスミッションは4速コラム式MTが組み合わせられ、最高速度150km/h・0-100km/h加速12.5sというライトウエイトスポーツカーとして十分な性能を発揮しました。

サーブ ソネットⅡ (1966-1968)

また、他のサーブ車同様、アクセル・オフ時のエンジンの焼き付きを防止する「フリーホイール機構」が備わっていました。サスペンション形式は、96同様のフロント:ウィッシュボーン/コイル式・リア:ビームアクスル/コイル式を踏襲し、ブレーキはフロントにディスク式、リアにドラム式が採用されました。また、タイヤは155×15サイズのラジアルタイヤが装着されました。

一方室内は、丸型5眼式メーターやFRPフレーム採用のバケットシート、ロールバーなどが備わるレーシーな仕様となっていました。その後1967年に、フォード製の4ストローク1.5L直4OHVエンジンを搭載する発展型「ソネットV4」が追加されました。一方ソネットⅡは、排出ガス規制の適用を逃れるため排気量を816ccに縮小した上で翌1968年まで生産されました。総生産台数は258台で、量産スポーツカーとしては決して成功したとは言えない数字でした。

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

ソネット時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする