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ダイハツ シャレード (4代目 1993-2000):ボディサイズとエンジン拡大により一クラス上に移行 [G200]

ダイハツ シャレード (4代目 1993)

1977年に初代モデルがデビューしたダイハツ工業のコンパクトカー「シャレード」は、1993年1月に6年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け、最終型となる4代目G200系にバトンタッチされました。ボディサイズが更に拡大されると共に、伝統の1Lエンジンを廃止、代わって1.5Lエンジンが追加されるなど、従来から一ランク上のクラスに移行しました。

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シンプルなラインナップでスタート

ダイハツ シャレード (4代目 1993)

ボディタイプは4ドアセダンが一旦廃止され、3ドアハッチバックと5ドアハッチバックでのスタートとなりました。スタイリングは先代のイメージを受け継ぎながら、より丸みを帯びたフォルムとなりました。ボディサイズは全長3,750mm×全幅1,620mm×全高1,385mmで、先代のハッチバックから全長が70mm、全幅が5mm拡大されました。

又、ホイールベースも55mm延長され、2,395mmとなりました。サスペンション形式は4輪ストラット式が踏襲された一方で、駆動方式は当初フルタイム4WDが廃止され、FFのみの設定となりました。エンジンは当初、先代からキャリオーバーされた1.3L直4SOHC EFI NAのHC-E型(最高出力91ps/最大トルク11kgm)のみが用意されました。

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バリエーションを拡大

ダイハツ シャレード ポゼ (4代目 1993)

トランスミッションは、5速MTと4速に多段化されたトルコン式ATが設定されました。発売時のグレード体系は、下からTD/TS/CS/TX/CXの5タイプが基本でした。そして同年8月、1.5L直4SOHC EFI NAのHE-EG型エンジン(最高出力97ps/最大トルク12.8kgm)を搭載するFF及びフルタイム4WD車が追加されると共に、グレード体系が下からポゼ/TZ/CZ/TR/CRに変更されました。

ダイハツ シャレード デ・トマソ (4代目 1993)

更に、イタリアのデ・トマソ社監修の元、エアロパーツが備わる3ドアボディに1.6L直4SOHC EFI NAのHD-EG型エインジン(最高出力125ps/最大トルク14.7kgm)が搭載されるホットハッチ「デ・トマソ」が追加されました。次いで1994年5月には、4ドアセダンの「ソシアル」がフルモデルチェンジを受けた上でラインナップに再度加わりました。

ダイハツ シャレード ソシアル (1994)

全長が4,100mmに延長されたボディに97ps仕様のHE-EG型エンジンを搭載し、グレードは下からSE/SEエクストラ/SX/SXリミテッドがラインナップされました。次いで1995年11月のマイナーチェンジでデ・トマソを除きフェイスリフトが実施されると共に、グレード体系がハッチバックはポゼ/TR-リミテッド/CR-リミテッドに、ソシアルはポゼ/SXのラインナップに変更されました。

ダイハツ シャレード (4代目マイナーチェンジ後 1995)

続いて1996年10月にハッチバックのグレード体系がポゼ/R-リミテッド/CXに変更された後、翌1997年9月の仕様変更でインテリアに抗菌処理が施されると共に、上級グレードにキーレスエントリーが採用されました。そして1998年7月にまずデ・トマソが廃止された後、2000年5月に残る全車も販売を終了、23年の歴史に終止符が打たれました。

ダイハツ シャレード Rリミテッド (4代目マイナーチェンジ後 1995)

直系の後継車種は発売されず、1998年にデビューした一クラス下の「ストーリア」が実質的な後継車種としての役割を担う事となりました。

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