1977年に初代モデルがデビューしたダイハツ工業のコンパクトカー「シャレード」は、1987年1月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジが実施され、3代目G100系に移行しました。それまでとはスタイリングが一新された他、新たに4ドアセダンや4WD車が追加されるなど、バリエーションの拡大が図られました。
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サスペンション形式を変更
ボディタイプは当初、乗用車登録の3ドアハッチバックと5ドアハッチバックがラインナップされ、先代に設定のあった商用車登録の3ドアバンは廃止されました。エクステリア・デザインは、初代や2代目モデルの直線を基調とした機能的なフォルムから一転、曲線基調のスタイリッシュなフォルムに変貌しました。
初期型のボディサイズは全長3,610mm×全幅1,615mm×全高1,385mmで、先代から全長・全幅が拡大された一方、全高は低く設定されました。ホイールベースは2,340mmで、先代から20mm延長されました。サスペンション形式は、従来のフロント:ストラット式/リア:5リンク式から4輪ストラット式に変更され、駆動方式は当初は従来同様FFのみが設定されました。
エンジンは当初、先代同様に1L直3のガソリン及びディーゼルが用意されました。ラインナップは、ガソリンはSOHC電子制御キャブレターNAのCB-36型(最高出力50ps/最大トルク7.6kgm)及びCB-37型(最高出力55ps/最大トルク8kgm)、SOHCキャブレターターボのCB-51型(最高出力73ps/最大トルク11kgm)、DOHC EFIターボのCB-71型(最高出力77ps/最大トルク13.3kgm)の4種類でした。
一方ディーゼルは、SOHC NAのCL30型(最高出力38ps/最大トルク6.2kgm)と、同ターボのCL51型/CL71型(最高出力50ps/最大トルク9.2kgm)の3種類でした。トランスミッションは、先代同様4速/5速MTと3速トルコン式ATが設定されました。当初のトップグレードはCB-71型エンジン搭載の「GT-ti」で、先代に用意されたデ・トマソ仕様の設定は無くなりました。
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3代目シャレードのCM (1987)
新車情報’88 ダイハツ シャレード1300 TXF フルタイム 4WD
4ドアセダン「ソシアル」を追加
そして1988年2月、1.3L直4SOHC電子制御キャブレターNAのHC-F型エンジン(最高出力82ps/最大トルク10.6kgm)及び同EFI NAのHC-E型エンジン(最高出力94ps/最大トルク11kgm)搭載車が追加されると共に、HC-E型エンジン搭載車にフルタイム4WD仕様が設定されました。同時に、1L SOHCターボのCB51型エンジンが廃止された他、GT-tiのグレード名が「GT-XX」に変更されました。
次いで1989年2月のマイナーチェンジでGT-XXを除く全車に大型バンパーが装着され、全長が70mm拡大されました。追って同年4月には、全長3,995mmの3ボックス型4ドアセダンボディを採用した「ソシアル」が追加されました。当初の搭載エンジンは1.3LのHC-F型で、駆動方式はFFのみの設定でした。
次いで1991年1月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、1.3LエンジンがHC-E型に一本化されると共に、グレード体系の見直しが行われました。そして1993年1月にフルモデルチェンジが実施され、4代目G200系に移行しました。
先代モデル:2代目シャレード
後継モデル:4代目シャレード
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