[PR]記事内に広告が含まれています。

ダイハツ フェローMAX/MAXクオーレ (2代目 1970-1980):シャシーを一新し軽自動車初のハードトップを設定 [L38/40]

ダイハツ フェローMAXパーソナル (2代目 1970)

1966年11月にダイハツ工業初の軽乗用車として誕生した「フェロー」は、1970年4月におよそ3年半ぶりのフルモデルチェンジを受け2代目モデル「フェローMAX」に移行しました。シャシーや内外装デザインが一新されたほか、軽自動車初のハードトップが追加されるなどラインナップの拡充も図られました。当初はハイパワー路線であったものの、のちに排出ガス規制に対応、大人しい性格に変貌しました。

新車購入ガイド:【2023最新】タントの値引き 納期 乗り出し価格

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

FF方式を採用

ダイハツ フェローMAXパーソナル (2代目 1970)

ボディタイプは、当初は乗用モデルの2ドアセダンと商用モデルの3ドアバンのラインナップでした。スタイリングは、プレーンで実用本位だった先代から一転し、ロングノーズ化が図られるとともにデコラティブなディテールが取り入れられました。ボディ・ディメンションは全長2,995mm×全幅1,295mm×全高1,310mm、ホイールベース2,090mmで、先代から全高が40mm低められました。

ダイハツ フェローMAXパーソナル (2代目 1970)

駆動方式は、先代がコンベンショナルなFRを採用していたのに対し、スペース効率に優れるFFに変更されました。フロントに搭載されるエンジンは、水冷2ストローク360cc直2のZM型がキャリオーバーされました。当初はシングルキャブレター仕様のみの設定で、スペックは最高出力33ps/最大トルク3.7kgmでした。

ダイハツ フェローMAXパーソナル (2代目 1970)

組み合わせられるトランスミッションは、先代同様4速MTのみの設定でした。サスペンションは4輪独立懸架式が踏襲された一方、形式はフロントがダブルウィッシュボーン式からマクファーソンストラット式に、リアはダイアゴナル・スイングアクスル式からセミトレーリングアーム式にそれぞれ変更されました。

ツインキャブ車などを追加

ダイハツ フェローMAX SS (2代目 1970)

そして1970年7月に、ツインキャブレター仕様エンジン(最高出力40ps/最大トルク4.1kgm)を搭載し、最高速度120km/hの性能を持つ高性能グレード「S」および「SS」が追加されました。さらに翌1971年8月には、2ドアハードトップが追加されました。設定されたツインキャブレターエンジン搭載グレード「SL」および「GXL」には、フロントにディスクブレーキが採用されました。

ダイハツ フェローMAX ハードトップGL (2代目 1971)

続いて1972年3月のマイナーチェンジで内外装デザインが刷新され、追って同年10月には昭和48年排出ガス規制への対応を実施、最高出力がシングルキャブレター仕様は31psに、ツインキャブレター仕様は37psにそれぞれドロップしました。同時に、4ドアセダンがラインナップに加わりました。

ダイハツ フェローMAX ハードトップGL (2代目 1971)

4スト550ccモデルを追加

ダイハツ フェローMAX バン (2代目 1976)

ダイハツ フェローMAX 550 (2代目 1976)

ダイハツ フェローMAX 550 4ドアハイカスタム (2代目 1976)

次いで1973年5月のマイナーチェンジでは、フロントまわりやリアまわりの意匠が一新されるとともに、ラインナップの見直しが図られました。続いて1975年2月のマイナーチェンジで内外装の一部変更が実施されるとともに、ツインキャブレターモデルが廃止されました。さらに1976年5月には軽自動車規格改正への対応が図られ、大型バンパーが採用されました。

同時に、ZM型エンジンが昭和50年排出ガス規制に適合したほか、新たに昭和51年排出ガス規制に対応した4ストローク550cc直2SOHCのAB型エンジン(最高出力28ps/最大トルク3.9kgm)を搭載する「フェローMAX550」が追加されました。

車名が「MAXクオーレ」に変更

ダイハツ MAXクオーレ 4ドア ハイカスタム (1977)

次いで翌1977年7月にビッグマイナーチェンジが実施され、全幅が100mm拡大されるとともに、車名が「MAXクオーレ」に変更されました。

ダイハツ MAXクオーレ (1977)

続いて1979年7月のマイナーチェンジでは、セダンが昭和53年排出ガス規制に、バンが昭和54年排出ガス規制に適合しました。そして1980年7月にフルモデルチェンジが実施され、セダンは「クオーレ」に、バンは「ミラクオーレ」に移行しました。

先代モデル:初代フェロー

ダイハツ フェロー (初代 1966-1970):4輪独立懸架を採用した同社初の軽乗用車 [L37]
1960年に商用車「ハイゼット」により軽4輪車市場に参入したダイハツ工業は、1966年11月に同社の軽4輪自動車第2弾で...

後継モデル:クオーレ・ミラクオーレ

ダイハツ クオーレ (2代目 1980-1985):MAXクオーレの後継車種としてミラ・クオーレに続き登場 [L55]
ダイハツ工業は1977年にリリースした軽自動車「MAXクオーレ」の後継モデルとして、1980年6月にまず商用4ナンバー登...
ダイハツ ミラクオーレ/ミラ (初代 1980-1985):MAXクオーレの後を継いだ軽ボンネットバン [L55]
ダイハツ工業は1980年6月に軽乗用車/バン「MAXクオーレ」に3年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、乗用モデルは「クオ...

新車購入ガイド:【2024最新】ムーヴキャンバスの値引き 納期 乗り出し価格

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

クオーレMAXフェロー時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする