本田技研工業は1995年10月、「オデッセイ」に次ぐクリエイティブ・ムーバーシリーズ第2弾となるクロスオーバーSUV「CR-V」を発売しました。同カテゴリーでは前年にデビューしたトヨタ自動車の「RAV4」と並ぶ先駆者的な存在で、オンロードでの快適性と必要十分な悪路走破性を兼ね備えたモデルでした。
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プラットフォームはシビック用がベース
プラットフォームは「シビック」用がベースで、ボディタイプは5ドアのみが用意され、スタイリングは無骨さを抑えた都会的なイメージに纏められていました。初期型のボディサイズは全長4,470mm×全幅1,750mm×全高1,675mmで、ホイールベースは6代目シビックと共通の2,620mmでした。サスペンション形式は、シビック同様の4輪ダブルウィッシュボーン式が採用されました。
駆動方式は当初、デュアルポンプ式のオンデマンド型4WDのみが設定され、エンジンは2L直4DOHCのB20B型(最高出力130ps/最大トルク19kgm)が搭載されました。トランスミッションはコラムタイプの4速トルコン式ATが組み合わせられ、前後左右のウォークスルーを可能としていました。乗車定員は5名で、リアシートに5:5分割可倒式が採用されました。
当初のグレード体系は、廉価グレード「CR-V B仕様」と標準グレード「CR-V」のラインナップでした。そして1997年10月のマイナーチェンジで全車にSRSデュアルエアバッグシステムやABS、キーレスエントリーシステム、全面UVカットガラスが標準化されると共に、4WDシステムやATの改良、エンジンの特性変更(最大トルクが18.8kgmに)が図られました。
同時に、最上級グレード「スマートスケープ」と、5速MT及び専用チューニングが施されたB20B型エンジン(最高出力145ps/最大トルク18.2kgm)を搭載するスポーティグレード「アクティブスケープ」が追加されました。次いで1998年6月、専用の内外装やボディカラーが備わる特別仕様車「ドレッシー」が設定されました。
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ホンダ CR-VのCM
M/Cでエンジン性能が向上
続いて1998年12月の2度目のマイナーチェンジにより、フェイスリフトの実施と共にFF車が追加された他、エンジンのアウトプットが全車最高出力150ps/最大トルク18.8kgmとなりました。同時にグレード体系が見直され、背面キャリア式スペアタイヤとルーフレールが備わる「パフォーマ」と、それらが備わらない「フルマーク」の2タイプとなりました。
次いで1999年11月、AV一体型ナビゲーションシステムやアルミホイールが装備される「フルマーク・ナビオ」「パフォーマ・ナビオ」が追加されました。続いて2000年5月、特別仕様車「フルマーク・プレミアム」が設定されました。そして2001年9月にフルモデルチェンジが実施され、2代目CR-V(RD4/5型)に移行しました。
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