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ランドローバー レンジローバー (4代目 2012-):大幅な軽量化と共に最新の電子デバイスを採用 [L405]

ランドローバー レンジローバー (4代目 2012)

1970年に初代モデルがデビューしたランドローバーの高級SUV「レンジローバー」は、2012年8月に10年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け、現行L405型に移行しました。SUVとして世界初となるオールアルミボディの採用によりボディシェルだけで180kgもの軽量化を実現した他、最新の電子デバイスや予防安全システムが導入された事がトピックでした。

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フロントマスクを一新

ランドローバー レンジローバー (4代目 2012)

ボディタイプは先代同様5ドアのみの設定で、エクステリアはスクエアなフォルムを踏襲しながらも、弟分「イヴォーク」のイメージを受け継ぐフロントマスクの採用などによりリフレッシュが図られました。ボディ・ディメンションは全長4,999mm×全幅1,983mm×全高1,835mm、ホイールベース2,922mmで、先代から全高を除き若干拡大・延長されました。

ランドローバー レンジローバー (4代目 2012)

駆動方式はフルタイム4WDを踏襲し、エンジンは当初先代からキャリオーバーされた5L V8 NA(最高出力375ps/最大トルク52kgm)及び同スーパーチャージド(最高出力510ps/最大トルク63.7kgm)のガソリンと、3L V6(最高出力258ps/最大トルク61.2kgm)及び4.4L V8(最高出力339ps/最大トルク71.4kgm)のディーゼルターボが用意されました。

ランドローバー レンジローバー (4代目 2012)

トランスミッションは、先代の6速から8速に多段化されたトルコン式ATが組み合わせられました。又、路面状況に応じエンジン特性やギア選択などを最適化する「テレイン・レスポンス」は、オート機能が備わる第2世代に進化しました。サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット式/リア:ダブルウィッシュボーン式+電子制御エアサスペンションが踏襲されました。

ランドローバー レンジローバー (4代目 2012)

走行性能に関連する装備面では、横滑り防止装置「DSC」や急な下り勾配で一定の低速度を維持出来る「HDC」に加え、コーナーリング時の旋回性を高める「CBC」が標準装備されました。又、予防安全装備として斜め後方の死角を監視する「ブラインドスポットモニタリング」や、T字路ビューが備わる「サラウンドカメラシステム」が採用されました。

ハイブリッド車を追加

そして2013年2月、ガソリン3L V6スーパーチャージドエンジン(最高出力340ps/最大トルク45.9kgm)搭載車が、更に同年8月には、3Lディーゼルターボエンジンとモーターを組み合わせたパワートレイン(システム最高出力340ps/最大トルク71.4kgm)を搭載するハイブリッド車が追加されました。次いで2014年、全長とホイールベースを200mm延長したロングホイールベース仕様が追加されました。

更に同じ年に仕様変更が実施され、3Lガソリンターボ及びディーゼルターボエンジンの燃費改善が図られると共に、1.8~30km/hの速度域でペダル操作無しに一定速度での前進・後退を可能とする「ATPC」がオプション設定されました。次いで2015年、ガソリン5Lスーパーチャージドエンジンに最高出力550ps/最大トルク69.4kgmのスペックを持つハイチューン版が追加されました。

日本市場には、2013年2月にまずガソリン5L NAエンジン搭載の「ヴォーグ」及び同スーパーチャージドエンジン搭載の「スーパーチャージドヴォーグ」「オートバイオグラフィー」が上陸しました。そして同年10月にガソリン3Lエンジン搭載の「3.0V6スーパーチャージド」が追加されると共に、スーパーチャージドヴォーグはグレード名が「5.0V8スーパーチャージドヴォーグ」に変更されました。

同時に、ヴォーグは廃止されました。次いで2015年1月に3.0V6スーパーチャージドヴォーグ及びオートバイオグラフィーにロングホイールベース仕様が追加され、更に同年10月にハイチューン版5Lエンジンを搭載する最上級グレード「SVオートバイオグラフィー」が追加されました。

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ランドローバー
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