1996年に初代モデルが発売された日産自動車のプレステージ・ツーリングワゴン「ステージア」は、2001年10月にフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。プラットフォームが刷新されると共にエンジンがそれまでの直6からV6に置換され、走行性能や居住性が一段と向上したモデルとなりました。
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空力特性を追求
スタイリングは角張った先代から一転し流麗なフォルムに変貌すると共に、空力特性の改善も図られました。又、ガラスハッチが備わる樹脂製テールゲートが採用された事も特徴でした。初期型のボディサイズは全長4,765mm×全幅1,760~1,790mm×全高1,510~1,550mmで、先代から全長が僅かに短縮され、全幅・全高は若干拡大されました。
ホイールベースは130mm延長され2,850mmとなり、車両重量は大人一人分程重い1,550~1,720kgとなりした。駆動方式は先代同様FRとフルタイム4WD「アテーサE-TS」が設定され、サスペンション形式は駆動方式に係らず全車4輪マルチリンク式に統一されました。エンジンは当初、2.5L NAのVQ25DD型、同ターボのVQ25DET型、3L NAのVQ30DD型の3種類が用意されました。
最高出力/最大トルクはそれぞれ215ps/27.5kgm、280ps/41.5kgm、260ps/33kgmで、トランスミッションは2.5L NA車に4速トルコン式ATが、それ以外に5速トルコン式ATが組み合わせられました。当初のグレード体系は、2.5L NAエンジン搭載車は下から「250RS」「250RS V」「250RX」「250RS FOUR」「250RX FOUR」のラインナップでした。
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日産 ステージアのCM
4輪操舵システム装着車も用意
一方、2.5Lターボエンジン搭載車は「250t RS FOUR V」「250t RX FOUR」の他、4輪操舵システムの電動SUPER HICASが装着される「250t RS FUOR V HICAS」とクロスオーバー仕立ての「AR-X FOUR」がラインナップされました。そして3Lエンジン搭載車は、「300RX」のみのラインナップでした。追って翌2002年1月には、オーテックジャパンの手による特装車「アクシス」が設定されました。
次いで同年10月、同じくオーテックジャパンがカスタマイズを手掛けた「エアロセレクション」シリーズが追加され、更に2003年5月に日産70周年記念特別仕様車「70th」シリーズが、翌6月にオーテックジャパンによる特装車「アクシス350S」が設定されました。続いて同年10月、一部改良により仕様向上が図られると共に、特別仕様車「70th-Ⅱ」シリーズが設定されました。
次いで翌2004年4月に特別仕様車「NAVIエディション」シリーズが設定され、同年8月のマイナーチェンジでは内外装デザインが変更されると共に、3.5L NAのVQ35DE型エンジン(最高出力272ps/最大トルク36kgm)を搭載する「350RX」「350RX FOUR」「アクシス」「アクシスS」が追加され、2.5Lターボエンジンと3Lエンジンは廃止されました。
続いて2005年4月に特別仕様車「リミテッドレザー」シリーズが設定され、同年11月の一部改良で装備の充実化と共に灯火器技術基準改正への対応が図られました。次いで2006年6月に最後の特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー」シリーズが設定された後、2007年6月をもって生産を終了、ステージアの車名は日産のラインナップから消滅しました。
先代モデル:初代ステージア
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