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トヨダ AA型乗用車 (1936-1942):アメリカ車の技術を導入して製造されたトヨタ第一号車

トヨダ AA型乗用車 (1936-1942)

トヨタ自動車に前身にあたる豊田自動織機製作所は、1936年4月に同社初の量販乗用車となる「トヨダ・AA型乗用車」を発売しました。スタイリングや足回り、パワートレインなど多くの点でアメリカ車の影響を強く受けた設計で、当時としては先進的な乗用車に仕上げられていました。しかし、商業的には成功したとは言い難く、販売期間6年間での生産台数は1,404台に留まりました。

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流線形フォルムが特徴

トヨダ AA型乗用車 (1936-1942)

車体の構造は、ラダーフレームと当時としては先進的なオールスチールボディの組み合わせでした。ボディタイプは4ドア・6ライトウィンドウの4ドアセダンで、ドアは観音開き式が採用されました。エクステリア・デザインは、1933年にリリースされたクライスラー社の「デソート・エアフロー」の影響を色濃く受けた流線形のフォルムが特徴で、当時としてはモダンな雰囲気を醸していました。

トヨダ AA型乗用車 (1936-1942)

ボディ・ディメンションは全長4,785mm×全幅1,736mm×全高1,730mm、ホイールベース2,850mmで、デソート・エアフローよりも一回り小振りにまとめられていました。また、車両重量は1,500kgでした。駆動方式はコンベンショナルなFRで、エンジンはシボレー製をコピーした水冷3.4L直6OHVのA型(最高出力65ps/3,000rpm・最大トルク19.4kgm/1,800rpm)が搭載されました。

シンクロ付きミッションや油圧ブレーキなどを採用

SV方式が主流であった当時(※デソート・エアフローもSVエンジンを搭載)、OHVは先進的な機構でした。組み合わせられたトランスミッションは3速フロア式MTで、2~3速にはこれも当時の先端技術であったシンクロメッシュ機構が備わっていました。また、前後重量配分を適正化するために、エンジンの搭載位置にも配慮が行われていました。

トヨダ AA型乗用車 (1936-1942)

サスペンション形式は、耐久性を重視してオーソドックスな4輪リジッド・リーフ式が採用されました。また、ブレーキは前後ともに先進的な油圧式ドラムブレーキが装備されていました。ステアリング形式は、ウォーム&セクター式でした。一方、5人乗りの室内は余裕ある居住性が確保されたほか、インパネには丸型3眼式のセンターメーターが備わっていました。

また、AA型と同時に、バリエーションモデルとして幌が備わる4ドア・フェートン(オープンモデル)の「AB型」もリリースされました。その後翌1937年に、ブランド名が「トヨダ」から「トヨタ」に変更されました。そしてAA型は1942年に生産を終了、翌1943年に後継モデルの「AC型」がリリースされました。

フロントウィンドウが分割式となったほか、エンジンのアウトプットが最高出力75ps/3,000rpm・最大トルク21.6kgm/1,600rpmに向上していました。しかし、戦時中であったため民間への販売は行われず、大半が帝国陸軍に納入されました。

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