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トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1960-1984):ヨンマルの愛称で呼ばれロングセラーモデルに

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1960)

初代モデルが1951年に登場したトヨタ自動車のクロスカントリー型SUV「ランドクルーザー」は、1960年8月に実施された2度目のフルモデルチェンジにより、3代目40系に移行しました。ファンから「ヨンマル」の愛称で親しまれ世界的なベストセラーモデルになるとともに、24年に渡り基本設計に大きな変更なく生産が続けられるロングセラーとなりました。

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2速トランスファーを採用

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1960)

シャシーは、先代20系に引き続きラダーフレーム式が採用されました。スタイリングは、基本的なフォルムは先代のイメージを受け継ぎながらも、オーバル型のフロントマスクがこのモデルのならではの個性となりました。ボディタイプは当初、2ドア/4ドアバン、ソフトトップ、ピックアップトラック、消防車がラインナップが用意されました。

ボディサイズは全長3,840~4,630mm×全幅1,665~1,720mm×全高1,770~1,950mmで、ホイールベースは先代同様に2,285mm/2,430mm/2,650mmの3種類が設定されました。サスペンション形式は、従来同様の4輪リジッド・アクスル/リーフ式が踏襲されました。エンジンは当初、先代から3.9L直6OHVガソリンのF型(最高出力125ps)がキャリオーバーされました。

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1960)

組み合わせられるトランスミッションは、先代がフロア式4速MTのみであったのに対し、コラム式3速/4速MTが選択出来るようになりました。また、従来1速だったトランスファーは2速に変更されました。その後1963年に、輸出向けモデルのみ2,950mmの超ロングホイールベース仕様が追加されました。

ディーゼルエンジンを追加

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1973)

次いで1967年、専用ボディー採用の4ドアステーションワゴン(FJ55型)が登場した事に伴い、4ドアバンがカタログ落ちしました。続いて1973年に3.6L直6ディーゼルのH型エンジン(最高出力95ps)搭載車が追加され、さらに翌1974年には、小型貨物4ナンバー登録となる3L直4ディーゼルのB型エンジン(最高出力85ps)搭載車が追加されました。

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1973)

次いで1975年に仕様変更が実施され、ワイパーの取付位置がウィンドウ上部から下部に変更されるとともに、固定式だったリアクォーターウィンドウが解放可能な構造に変更されました。続いて1979年2月にビッグマイナーチェンジが実施され、ボディの設計が変更されるとともにフロントマスクの意匠が変更されました。

トヨタ ランドクルーザー ソフトトップ (3代目 1979)

同時に、B型エンジンに代わり排気量を3.2Lに拡大した2B型エンジンが設定されました。次いで1980年7月、パワートレインなどが新登場した60系ランドクルーザーと共有化されるとともに、ロングホイールベース仕様のディーゼルエンジンが3.4L直4の3B型および4L直6の2H型に変更されました。

トヨタ ランドクルーザー (3代目 40系 1979)

続いて1982年に5速MT仕様が追加されるとともに、2B型エンジンが廃止されました。そして1984年11月にフルモデルチェンジが実施され、70系に移行しました。

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