1973年に「パブリカ」の上級モデルとして発売された「スターレット」は、1978年2月にフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。ボディタイプやエンジン、リアサスペンション形式が変更されるなど、先代から全面的なリファインが図られました。又、パブリカの廃止により同社のエントリーモデルとしての位置付けとなりました。
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ハッチバックボディを採用
ボディタイプは、先代の3ボックス型2ドアクーペ/4ドアセダンから2ボックス型3ドア/5ドアハッチバックに変更されました。直線基調のプレーンなフォルムを持つボディのサイズは全長3,680mm×全幅1,525mm×全高1,380mmで、先代から全長・全幅が縮小され全高は高くなりました。又、ホイールベースは35mm延長され2,300mmとなりました。
サスペンション形式は、フロントは先代同様のフマクファーソンストラット式を踏襲し、リアはリジッド式を受け継ぎながらも半楕円リーフ式から4リンク/コイル式に変更されました。駆動方式は先代同様のFRで、エンジンは先代に搭載されていた1.2L直4OHVの3K-U型をストロークアップして1.3Lとした4K-U型(最高出力72ps/最大トルク10.5kgm)に置換されました。
トランスミッションは先代同様、4速/5速MTと2速トルコン式ATが設定されました。又、ブレーキは同クラスの国産車として初めて全車にフロント・ディスクブレーキが採用されました。一方、インテリアはエクステリア同様先代から大きく様変わりし、インパネのデザインがスポーティ路線から一般的なコンパクトカー路線に変更されました。
発売時のグレード体系は、下から「スタンダード」「DX」「XL」「S」「SE」の5タイプでした。そして同年10月に、5ドアハッチバックのリアオーバーハングを延長したボディに3K-U型エンジンを搭載した商用モデル5ドアバンが追加されました。次いで1979年3月に、エンジンの改良によるドライバビリティ向上や燃費改善が図られました。
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トヨタ 1300/スターレットのCM
土屋圭市氏によるKP61スターレットのドライビングシーン
EFI仕様エンジンを追加
続いて1980年5月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施され、ヘッドランプが丸型2灯式から角形2灯式に変更されました。同時に、女性ユーザーを意識した新グレード「リセ」が追加されました。次いで1981年8月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、エンジンの改良によりアウトプットが2ps/0.2kgm向上した他、ATが3速化されました。
又、一部グレードにアイドリング時にエンジンを停止する「エコランシステム」が採用されました。続いて1982年1月に、バンのエンジンが1.3Lの4K-J型に置換されました。次いで同年8月に3度目のマイナーチェンジが実施され、内外装の変更などと共に1.3L EFI仕様の4K-EU型エンジン(最高出力79ps/最大トルク11.7kgm)を搭載する「XL-EFI」「SE-FEI」「Si」が追加されました。
そして1984年1月にフルモデルチェンジが実施され、3代目スターレット(P7♯型)に移行しました。
前モデル:初代パブリカ スターレット
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